MEMO

黒猫のお題から抜粋
全部書けたら書くかもしれないけど、お題を他の方に取られたらお蔵入りするアレ
取られたらっていうと言い方が悪いね、参加者様優先なので私は残り物でいいのです。逆に狙ってたの書いちゃったらごめんねって思います...
お、お題の取り合いぃっ!!笑

140字縛りなのでストーリーにはなってないです
タイトル含め140字以内、ついったーは文字数をもうちょっと増やすべき(真顔

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『それきりなにも、なかったもので』
あの日あの時あの場所で、何度も繰り返し頭の中によぎる鮮明な記憶にオレは悩まされていた。どれほどオレが思い悩んでるかなんて知りもしない目の前の女は、今日何もなかったみたいな顔をしてオレに触れるのだ。

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『カルシウムは足りてます』
「ほらまたそうやって怒る、ユキちょっとカルシウム足りてないんじゃないの?小魚食べなよ、黒猫チャン」
「...誰のせいでこうなってんのかわかんねーかよ」
「え、っあ...」
「カルシウムは足りてんだよバーカ」

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日々汗を滴らせているだだっ広い室内練習場に二人きり、日は落ちてしまって微かに残る光が窓の外から入ってくる。すっかり薄暗くなった部屋を照らそうとオレは照明のスイッチに手を伸ばしたが、上に被さる小さな手がそれを阻んだ。
「ねぇ黒田くん」
『後ろめたくなっちゃおうよ』

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『いいよ、忘れちまいな』
銀髪をオレンジ色に輝かせて、逆光を背負う彼はそう言った。眩しくて目が眩む視界の中にぼんやり見えたその顔はどこか悲壮感を漂わせていて、ねぇどうして、言葉と表情を一致させられないのなら最初からそんなこと言わないでよ、私は忘れたくなんかないのに。

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『お望み通りの絶望でした』
絶対無理だって思ってた。だからアイツとあの人の橋渡ししてやったってのに。
こっぴどく振られたところを、ほらなだから言っただろって慰めて、そこからオレらの恋を始めるつもりでいたんだ。
なのに何で、どうして、アイツはあの人の横で笑って、

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『銃声からの幕開け』
「目ぇかっぴらいて見てろよ」
口角を片方だけ上げた黒田は得意げな笑みを浮かべてそう言うと、私の頭の先に触れた。軽く一度弾んだ手はそれから白線添えられて、銃声と共に彼は戦場を駆けて行く。
耳を塞ぎたくなるような轟音は恋の幕開け、私はそれからもう目が離せなかった。

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『小花柄のバイオレンス』
視覚の暴力、なんて言葉を考えたヤツは天才かもしれない。吹き付けた春一番、舞い上がる布、目に飛び込んできた小花柄はまさにバイオレンスで、頭ぶん殴られたみたいにオレは何も考えられなくなった。咄嗟にスカートを押さえたそいつと目が合えば、その頬は桜色に染まる。

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普段書いてるプロットよりまとも...!
ひとまずカルシウムは足りてますを書く気でいます
後ろめたく〜が一番ichiっぽいって言われてたんですが(不健全だからだね!)黒猫のルールに引っかかる気しかしない笑

気になるのがあったら教えて下さい〜
以上、小ネタでした!お粗末様です!
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春眠と小ネタ
2018/03/22 07:28

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