おまけ(お題の続きデス)


今度こそぐったりとベッドに沈み込んだバギーの髪をシャンクスの指先がすらりとなぞる。
指に髪を絡めて遊ぶシャンクスを咎めたいけれど動く気にはなれず、大した効果も無いのは分かっているがとりあえず睨み付けた。
予想通り、シャンクスは楽しげに笑っただけだ。
「触るんじゃねぇ」
「何?不機嫌さん?」
「当たり前だボケ」
こんなまだ陽の高いウチから何サカってるんだこのハデアホは。付き合わされるこっちの身にもなってみろってんだ。
そうジトリと見遣るがシャンクスはそうか?と首を傾げる。
「バギーもアンアン啼いて喜んでたと思うけど?」
「啼いてねぇし喜んでもいねぇ」
「そぉかぁ?」
「そーだ!」
言ってフイと横を向いた。くるりと毛布に包まり、シャンクスに背を向ける。
シャンクスは、そんなバギーにふぅんと鼻を鳴らして。
「じゃぁ、確かめてみるか」
そう呟くと毛布の中に手を入れてきた。
「ちょ、オイ、何やって、あっ、んっ」
べだべたと火照りの冷めない身体を弄り、べろり首筋を舐め上げる。
「やだぁっ、シャンクス、もうダメだって、んぁ」
「だから言っただろ、本気で嫌がらないと止めない、ってな」
後から耳たぶを食みながら言った声はかすかに笑っている。
それは、バギーが本気で嫌がってはいないと言っている様なもので、バギーはムッとしたものの、結局嫌だという言葉は喉から出てはこなかった。


おわり


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