- ナノ -

厄介な侵入者も根城へと帰ってゆき、部屋の片付けも終わった

こんな深夜にこれ以上することもなく、鴇は小さく溜め息をついた

自身が最優先すべきことは一刻も早く体力を回復することだ


風呂場の鏡を見てぞっとした、大分筋肉が落ちている

栄養と睡眠、それが著しく足りていなかった

今日は新月に近い三日月

宣戦布告の満月まではあと2週間と少しあるはずだ

それまでに体力と勘を戻し、戦いに備えなければならない


倒れている暇も、メソメソと嘆いている暇も一切ない

誰よりも前へ、誰よりも強く、私は踏み出さねばならないのだから


(そのためにも、寝なくては)


眠いのかと問われれば、眠くないし眠りたくない

それでもそんな我が儘はもう言っていられない

明日からの準備も終わらせ、布団を敷いた 

あとは枕元の灯りを吹き消すだけだ……だけなのだが、


「……何か、用か?」


部屋の戸に向かって声を放てば、空気が動く気配がする

誰のものかくらいはわかっている

じっと戸を見つめていたが、それ以上動く気配はない

あちらが出てくる気がないのであれば、無理強いするわけにもいかないだろう


「もう、寝るからな」


時間も遅い、これ以上騒ぐのも長屋の友の迷惑になると判断して、鴇は布団の中に潜り込んだ

此方は伺いをたてた、答えない相手が悪いと決め込んで、枕元の灯りを消そうと手をかざす

一瞬灯りを覆った自分の手の影が、光を覆い尽くして心臓がドキリと鳴る

少し迷ったあげく、ふっ、と灯りを吹き消せば、部屋に残るのはか細い月の光だけであった

戸に背を向けて目を瞑るが、やはり眠くはなかった

今日までかなり睡眠をとっていたこともあったが、まだどこか気持ちが急いているせいだ



静かすぎる夜に問いかける

私はこんな夜が好きだったはずなのにな、と

音のない暗闇に、融けるように眠るのが好きだった

思考も感情も全て忘れて、沈むように眠るのが好きだった

夜に怯えるなんて、忍としては失格だ

そんなことを考えていれば、部屋の戸が静かに開き、静かに閉まる

足音は聞こえず、気配だけが近づいてくる


(こんな時ばかり、音を殺すのが上手い)


鴇が振り返るよりも早く、鴇の布団の中に熱の塊が潜り込む

外の冷気を纏ってはいたが、そんなものは奴の体温が簡単に塗り替える


「…枕くらい、持ってきたんだろうな」

「いらん 1つあればいい」


不機嫌そうな声がモゴモゴと聞こえてきて、鴇を背中から抱きしめた











「私の枕」

「鴇には私が腕枕するから必要ない」

「私に選択肢はなしか」

「ない 今日はもう、ない」


あっという間に鴇の枕が奪われて、身体の自由を奪われる

呆れたように呟けば、鴇を背中から抱きしめる小平太の腕に力が篭もった

痛い、と呟けば少しだけ力が弛まって、代わりに首の後ろに小平太が顔をうずめた


「こう見えて病み上がりなんだがね」

「だから?」

「少しは加減してくれてもいいかな、と」

「知らん 私だって甘やかしてもらっていいはずだ」

「何だそれ」


また少し小平太の腕の力が強まる

それに鴇も苦しくて眉を潜めたが、小平太が何を言いたいのかもわかっているため言葉を飲み込む


「…小平太、」

「私、すごく怒ってるぞ 鴇」

「うん」

「半月でこんな有様になるとは、思ってなかった」


考えてみれば、この6年間で小平太とそこまで会わなかった記憶がない

なんだかんだと言って一緒にいて、忍務で会わなくてもせいぜい10日ほど

結構今回は離れていたのだと今更ながらに気付く


「なんだ、この筋力の落ちた身体は」

「うん」

「食うものを食わないから、ふらつくんだ」

「うん」

「寝ないから、意識がとびやすくなってるんだ」

「うん」

「お前がいつも言うんだ 言わないとわかってやれないんだって


「うん」


返す言葉もなく、反省もこめて相槌をうち続ければ、小平太がまた私の身体を引き寄せて呻くように呟く


「そんなことばかりしてると、死ぬんだからな 鴇」

「…………うん、」

「そんなの私、絶対許さないぞ」


ぎゅうっと力が篭もった小平太の腕にそっと触れると、有無を言わさず指が絡め取られた

ゴツゴツと節くれた小平太の手が、鴇の手を覆う

確かめるように、しっくりくる場所を探すように小平太が深く鴇の身体を抱き込む

土の匂い、太陽の熱、小平太は生きているモノの代表のようであった

これだけの力強さは、今の鴇にはないのだ


「鴇は馬鹿だ 難しいことばかり考えて、声をあげるのを忘れてる」

「…………そんなに、考えていないさ」

「うるさい 私もう、誤魔化されるのはうんざりだ」

「人聞きが、悪いなぁ」


はは、と笑えど、鴇だって小平太が怒っている理由はわかっているつもりだった

心配してくれた人達に、どれだけの嘘と暴言を吐いただろう

差し伸べてくれた手を、どれだけ無下に振り払っただろう

驚きと悲しさから途惑った彼らの目を見ないふりをして、自分が貫きたかったものを貫きもせずに結局縋って

黙った鴇の耳の後ろで、小平太がそっと呟く


「まだ、何か考えてる」

「………お前は、私の心を丸裸にするつもりか」

「もう全部聞いておく そうしないと、鴇はまた勝手に決めてしまうから」


このタイミングで問いただしてきた小平太はやはり鴇を理解している

たとえば部屋に尋ねて来たとして、正面から真剣に問うても鴇は小平太を誤魔化しただろう

それらしく言葉を返して、後になって小平太がその鴇の決断の意味を知って後の祭りというパターンは今までにもあった

結果的には上手くいっていたし、言いくるめられた自分も馬鹿だと小平太は納得していた

それでもこの話についての誤魔化しはもう要らないようで


小平太はこれ以上、鴇が1人で決断し、受け入れることを認めないらしい

時刻は深夜、そしてこの逃げられない体勢

伺うように問うたのではなく、吐けと存外強い言葉で問うてきた小平太を、今日は躱せる気がしない


(そもそも、自分はいつまで小平太から逃げるのか)


鴇は知っている 小平太が怒っていることも、自分を殴ったことにまだ胸の内でモヤモヤと抱えていることも

それでも小平太が納得できるような言葉を紡げる自信がない

とりあえず今できるのは、鴇が今考えていることを正直に小平太に告げることだろう


「話していないことは、あとひとつ」

「………………」

「あの夜のことと、」


目を閉じれば記憶が蘇る

あの赤い夜と、


「私の、幼馴染みのこと」


キミの笑顔と約束の言葉

それだけは、誰にも話したことがない









『鴇ってば、聞いてる?』

『聞いているよ どうしたの?』

『今度、鴇の父上が稽古をつけてくれると言ってくださったんだよ』

『本当に?私にはろくに稽古をつけてくれないのに』

『鴇は忍術学園でたくさん学ぶのでしょう?羨ましいとぼやいたら、じゃあ、って』


ほわりと柔らかく笑った彼に、鴇もそうかと笑い返す

彼は嘉神家に昔から仕える重臣の子であった

自分より1つ年が下であったが、周囲の人間のなかでは一番鴇と年が近く、何をするにしても鴇は彼と共にいた

彼の親は私とお前の身分は違うのだと、いつも口をすっぱくしていたが、私も私の父もそんな寂しいことは言わないでくれと笑って誤魔化していた


だから彼は、琥珀(こはく)は私に敬語なんて使わなかったし、私に平気で笑いかけた

そんな兄弟のような関係が嬉しくて、私はいつも彼の話を聞いていた


『うんと強くなって、鴇を驚かせてやるんだからね』

『それは、私が頼りないと言っている?』

『ふふ、そうかも 鴇はお化けや妖怪の話が大の苦手だもの』


私は琥珀と共にいる口実を常に探していた

夏は暑くて倒れそうだからといってこの部屋で涼み、

冬は凍えてしまうといってこの部屋で暖をとり、

昼はさぼらせてくれと言ってこの部屋に入り浸って

夜は幽霊がいたのだと言ってこの部屋で寝た

全部嘘だけど、全部本当のこととして



それでいい

それが、一番いいと信じていた


『ねえ、実は怒っているだろう?』

『僕が?鴇を?どうして?』

『だって、』


最近の彼は私がいなくなってからのことばかりを口にする

私は父の薦めで修行がてらに忍術学園に春から入学することとなった

忍術学園の進路は、何も忍者ばかりではない

武術を極めるのにも適していたし、世の酸いも甘いも学ぶにはうってつけの場所であったことは知っていた

私はこの家を継ぐに値する力をつけたかった

己を磨き、皆を守り、繁栄してく未来を幼心にもっていた


まだ数ヶ月、時間があるとはいえど、刻一刻と時は着実に進んでいく

そんななか、何を気にかける必要があるのかと、首をかしげるだろう

それは琥珀がただの子どもで、私の後を追おうと思えば追える境遇であれば、の話だ


『羨ましいと、思わなくはないけどね 怒ってなんかいないよ』

『本当に?やはり私ここに残ろうかと思うのだけれど』

『そうやって、鴇は僕を甘やかせてばかりだ』

『問題かな?』

『駄目だよ 立派な武士になるまで、鴇は頑張らないと駄目だよ』


私と同じように武士を目指すという彼をそっと盗み見る

琥珀の身体は、年のわりには色が白く、小さい

生まれつき身体が弱かったのに加え、最近は気管支の病にかかった

感染するものではないということだけがただのちっぽけな私にとっての救い

隔離されてしまえば、私はもう琥珀の傍にいることさえ許されないのだから


コホコホと咳き込む口を押さえる彼の腕は細い

こんな腕が刀なんて振るえるものかと思ったが、言葉にせず飲み込んだ

そんなことは、彼だってわかりきっているのだから



はっきりしていた

琥珀は普通の人の何倍も、弱かった

彼がしたいことを為せるだけの身体は構築されておらず、彼の道を阻むことばかりが彼には起きた

咳き込む彼の背をそっと撫でれば、やんわりと手を払われる


『大丈夫、僕も 自立しなくっちゃ』

『そんな寂しいこと、言わないでよ』

『ふふ、寂しくなったら帰ってきていいからね』


気付いていた

彼が本当は私を責めていることを

気にしなくていいという癖に、こうやってチクリと私の後ろ髪を引くような台詞を言うのだから


それでもいいと思っていた

現に私は彼を置き去りにしようとしている

自分は春から新しい世界に飛び込むというのに、彼は、この幼馴染みはこの屋敷を出たことがほとんどないのだから

私しか友のいない彼の、これからを思うと胸が痛む

私は未来を見つめようとしているのに、彼は現実を生きるだけで精一杯の身体なのだから

恨み言のひとつだって、吐いたっていいのだ

それを私は聞いてやることしかできないのだから


『…寒くなってきたと思ったら、雪だね』

『わあ、本当だ』

『閉めるよ 少し部屋を暖めよう』

『鴇、』


琥珀の目を見るのが忍びなくて戸を閉めるのを口実に立ち上がろうとすれば、彼が私の袖を引いた

どうした、と尋ねれば琥珀が笑った


『鴇 ねえ、約束して?』


"約束"という言葉にドキリと胸が鳴る

何か疚しいことをしたわけではない、それでも、何かが私に絡みつく


『春になったら、僕を外に連れ出して』


どこに、とは問えなかったのだけは覚えている






「小さな、小さな願いだった」


外くらい、と思うだろう

しかし、琥珀にとっては外は憧れ以上のものだった

彼のいう"外"は鴇が愛した世界のことだ


川のせせらぎと、風の鳴く音と、大地の温かさと木々から零れる光

それを幾度も琥珀に土産話として伝えた鴇の言葉から生まれた憧れであった


「本当は、もう春までもたないのではないかと思っていた」


日に日に痩せていく友には、死の色が見え隠れしていた

だからといって、無理だよと言うにはあまりにも酷で


「私は、"いい"とも"駄目"とも答えられなかった」


琥珀が憧れる外を、教えたのは自分だ

誘発する言葉だけを甘く囁いて、いざそれを彼が望めば与えられないなんて

なんて無責任なのか

咳き込む琥珀の背を撫でて、ゆっくりお休みとまた誤魔化した

その日は何だか琥珀の隣で寝るのが躊躇われて、久しぶりに自分の部屋で眠りについた

そしてその夜、あの赤い色が私の家を覆った


何故あの場に琥珀がいたのかはわからない

本当であれば、彼は自室にいて、上手くいけば難を逃れられていたはずなのだ

ただ、事切れていた友の目には無念さだけが色濃くでていた


鳥籠のような世界しか知らないことを

ただでさえ少なかった寿命を、一瞬で奪われた絶望と

憂いていたあの深い漆黒の瞳の色を、私は忘れられずにいる









「私はあの夜、2つの問いに閉口した」


1つは琥珀の問い

もう1つはあの男の問い


「どう答えればよかったのか、未だにわからないんだ」


本音と建て前

真実と嘘

どれが優しいのか、どれが正しいのか

それを誤れば、あの夜が繰り返されるというのだろうか

カタリと震えた鴇の身体を、小平太がぎゅっと抱きしめる


「もう奪われるつもりは、さらさらない」

「うん」

「それでも、あの日の答えは、見つけないといけない」


あの頃に比べて、私の背も手足も伸びた

口も達者になり、振る舞いだってマシになった

容易に目の前で大事な人を奪われるほど、弱いつもりもない

そこいらの忍やごろつきだって、撃退できるほどの技術だって身につけたつもりだ

それでも、


「絶対の答えを、返せる自信がないんだ」


ただ力で押し切ろうという考え方だ

相手の力量を上回ればいいというのは、文字にすれば綺麗なものだがそれは本当の解決だろうか

その考えでは、私はあと一体どれだけの人間の命を絶てば安心できるというのか


「綺麗な言葉だけでは解決できない、そんなのもわかってる」

「……………」

「血も殺気も振りまいて、ようやく祓えるものがあるのもわかってる」

「……………」

「それでも、それでもなんだよ 小平太」


喉の奥が震える

恐怖なのか、物怖じなのかよくわからない


「どれが正しいのか、私は未だにわかっていないんだ」


私は、また皆と笑って過ごしたい

永遠なんて望んでいない

それでも、あと1年くらいはこの生活を楽しんだっていいではないか

自分に甘えてくれる、弟のような後輩達と、6年間苦楽を共にした友と過ごしたってよいではないか

そのためには答えなければならないのだ


正しい答えを、誰も失わずに済む答えを

私が生きた、全てを懸けて


「これは本当に、皆を巻き込まなければならなかった話なのか」

「………………」

「もっといい方法が、他にもあったんじゃないのか」

「………………」

「私は、」

「鴇、やめろ」


強く、低い小平太の声に鴇がビクリと震える

重ねた手を腹の上あたりに落ち着かせて、小平太が鴇の言葉を遮った

少し浮いた鴇の背を、再び自分の懐に押し込めて小平太が口を開く


「また、始めに戻ったぞ」

「……そうだ、な」

「鴇の話は、もしもの話ばかりでまどろっこしい」

「…………」

「もしもの話と、正しいか正しくないか、そんな追求ばかりして、どうするんだ?」

「………だって、」

「さっき、曲者相手にははっきりと答えたじゃないか 私達の気持ちを裏切るようなことはしたくない、と」

「!お前、どこから…」

「ははは、あのまま曲者に抱かれようとしたら、ぶち切れて飛び込んでくつもりだった」


困ったように呟いた小平太の言葉に鴇も大人しくしている

雑渡さんは気づいていたのだろうか

気付いてあのような会話をしていたのであれば、やはりあの人は好きにはなれそうにない


「私は馬鹿だから、鴇が欲しい言葉を言ってやれん でも、これは言えるぞ」


ぐるん、と身体を反転させられれば、ずっと合わせられずにいた小平太の顔が目の前にあった

薄暗い部屋の中なのに、強い視線は何にも阻まれずに真っ直ぐ私を見ている


「鴇はちゃんと、答えを出せる」

「何を、根拠にそんなことを」

「6年間、ずっと見てきたんだ」


私も長次も、そんなことは心配してないと自信ありげに小平太が笑う


「間違ったっていい、正しいかどうかなんてきっと結果論だし、人によって違うんだ 鴇がそこまで悩む話じゃない」

「…大雑把だなぁ」

「鴇、もっと前を見ろ」


進むのだ、停滞も必要かもしれない

けれど、いつまでもそこにいるのは思慮深いのではない、ただの臆病だ


「行けるところまで、一緒に行こう 戻らないといけないなら、一緒に戻ろう」

「………………」

「進むことを恐れるな 鴇 お前は正しく生きられる」


どうしてそこまで力強く言い切れるのか

鴇には自信がない

1つの選択さえままならない自分は、何を以って正しく生きられるというのだろう


不安でぎゅっと目を瞑れば、小平太が私の頭を自分の胸へと押しつける

ドクンドクン、と力強く脈打つ鼓動に、気持ちが落ち着く

眠れない日々が続いて、一番聞きたかったのはこの音だ

ずっと聞いていたくて小平太の背に両腕を回せば、小平太が抱きしめ返してくる


「お前が、大切なんだ 鴇」

「……私も、お前が大事だよ 小平太」

「お前が決めた道を、私はついていく 何があっても」


小平太の決意は揺らがない

この力強い心音のように

私はこれを乱してはいけない

私がこれを止めるようなことをしてはいけない


「泣くのも弱音を吐くのも、今日で最後にする」

「うん」

「いつまでも甘えていられない 情けない姿は、後輩に見せられない」

「私は、見せてくれたら嬉しいんだが」

「嫌だよ お前にだって格好つけたいもの」


うーん?と、どう返事したらいいか迷っている小平太に鴇も小さく笑う


「だから今日はこのまま寝かせてよ 私の枕代わりになってくれるんだろ?」

「湯たんぽ代わりも出来る」

「今が夏だったら追い出してるところだけれどな」



私達の関係は、依存かもしれない

私が情緒不安定の時は小平太が

小平太が荒れた時は私が

どちらかがどちらかを受け入れて、それでようやっとなんとか保っていられる

長次もそれを知っているから、小平太をよこしたのだろう


こんな形がいつまでも続くとは思っていない

こんな形は成り立たないともわかっている

けれど、


(これ以上に安心する音は、今のところ見つからない)



あれほど眠くなかったのに

互いが黙って数分も経たぬうちに、双方から穏やかな寝息が聞こえてくるのであった

そしてその晩、あれだけ毎日見ていた夢は、まるでどこかに消えるように鴇の夢のなかには出てこなくなった






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すいません 小平太が足りなくて書いていました

次回より作戦会議開始ー 上手く書ける自信が……誰か私にも添い寝してくださ…。


23_絶対的な鼓動



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