サカヒラ
「あ、ちょ…」
反射的に払った手を見て申し訳なく思った。
「へえ、そこ苦手だったんだ」
「え、ああ。うん」
「何か前触ったような記憶があったから」
「嘘だ、俺ちっちゃい時から耳触られんの嫌だったよ」
「あ、そうなんスか…」
前にも触ったような気がした、記憶に自信が持てないのは独りよがりを自覚しているからだ
でも確かに記憶のあんたは俺の手を払ったりしなかった
やっぱ、思い違いだったんかな
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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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