突撃☆奇跡4と梅雨時季




「あーぁ……」


髪の毛がまとまらないヨ…。




くせっ毛。




「梅雨ってホント嫌だよね…」

「思いふけってるところ悪いが、もう梅雨明けてる。

「イイのっ!!ココではまだ梅雨なのっ!!!!」


まるで子供みたいに頬を膨らますウーノに、ため息をつくツースト。

まぁ、確かにいつもストレートと間違えるくらい落ち着いているウーノの髪は、ものすごい勢いでうねってる。


「でも、そんだけうねってりゃ公式も夢じゃねぇじゃん。良かったな、公式に戻れて。」

「もう!!ツーストのおバカ!!天パとくせっ毛は常にストレートに憧れてるんだよっ!!!!」

だからって公式否定するのもどうかと思う。


別に否定してないしっ!!こうなっちゃうのっ!!!!

ギャーギャーと髪の毛をいじりながら騒ぐウーノを見て、本日2回目のため息をつくツースト。

そうやって髪の毛いじってるから、余計まとまらねぇんじゃのぇの…??

と、密かに思う。すると、リビングのドアが開いた。


「お昼ご飯買ってきたよ〜☆」

「すみません、なんか外にまでウーノさんの声が聞こえたんですけど。聞いた人の耳が腐る…もとい、近所迷惑なんでやめてください。」

「Σうっそ!!うわー……恥ずかしい〜……。でも、耳が腐る、は言い過ぎなんじゃないかなぁ…??

「事実ですので。…泣きまね止めてください、殴り飛ばしますよ。」

「ところでさ〜、なんの話してたの〜??」

「あー………」


フォースがそう聞いて来たので、若さんの毒舌攻撃でヘコんでるウーノの代わりに、ツーストが説明する。

途中で若さんが「うわ、くだらねぇ…」と言いたげな顔をしていたが、ツーストは気にしないコトにした。


「そういえば、最近ウーノの髪の毛すごいうねうねしてるよね〜。」

「そうなんだよね〜…。ぴっしりしなくてもイイんだ。最小限に収まればなぁって。でも、ツーストはイイアドバイスくれないしさぁ……」

「なんで、オレがアドバイスしなきゃなんねぇんだよ。」

「イイじゃないかっ!!リーダーが困ってるんだよ!?助けてよっ!!」

「知るかっ!!」

「…あ、ウーノさん、ウーノさん。ツーストさんに頼らなくてもイイ方法、一つだけ思いつきました。」


ほ、ホント!?若さんすごいっ!!どっかのエセアラビアンとは大違いだねっ!!!!

目を輝かせながら言うウーノに、若さんは、普段はしないようなにっこりした微笑みをウーノに向けて言った。


いっそのコト、髪の毛を剃ればイイんですよ☆



梅雨時季=うねり具合ぱねぇ
(え…つまり、ハゲろ…と??)
(髪があるから悩むんですよ。)
(確かにそうだが………)
(ハゲたウーノとか、笑い者にしかならないよね〜……)


FIN
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ちなみに砂冥は、天パ、くせっ毛じゃないのでよく分かりません。

ハゲたウーノさんとか、見たくないケド、見てみたい←



砂冥


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