突撃☆四天王とお悩み相談
「…っていうコトがあったんだ。」
「…説明無しに分かると思うか…??」
「そ…そんなコトが…!!」
「…いつものコトだロウ…」
「(分かるのか…!?)」
愚痴り合い、とも言う。「さすが極卒とドゥーム!!どっかのカニパンと違って、話が分かるね!!!!」
「
殺されたいのか??」
「キャッ!!最近のすぐキレる若者!!怖〜いっ!!!!」
「ヴィルヘルムは若者なノカ??ウーノの方が随分と年下だロウ??」
「えー…じゃぁ高血圧にしとく??」
「
本気で殺されたいらしいな。」
右手に破壊魔法をちらつかせると、サッと極卒の方に向き直るウーノ。
全く…回避が上手い奴だ…。
とりあえず、ウーノがこっちに話を振らないうちに、ウーノが何のコトを言っているのか、ドゥーム辺りに聞く。
理解もしたくないのだが…話を振られた時に答えられないと厄介だからな…、対応が。
※読者の皆さんは『奇跡4と四名様ご案内』を参照にどうぞ。
そして、放置している間に、ウーノと極卒は自分の仲間について話を広げているようだ。
「はーぁ、ぼく、仮にもリーダーなんだけどねぇ。…何がいけないんだと思う??」
「それは寧ろぼくが聞きたいよ??…ぼく、一回なのこに『お父さん、大好きw』って言われたコトあるんだよ。」
「えー!!イイじゃないか!!ウーノさんなんてテレビ以外じゃ、そんなコト一度も……」
「…本気で喜んだら…エイプリルフールだったんだよ、その日…。」
「え……、…あー!!そういえばウーノさんも同じコトやられたっ!!
達筆で書かれた『四月の馬鹿』って紙を背中に貼られたっ!!!!」
…………なんというか…
「一度は通る道なのか??」
「さぁ…??でも、奴等の場合は
一度じゃないダロ。」
…確かにな。
それより、もうすぐでそのエイプリルフールなんだが…。
まさか、あの二人は今年もココに来るんじゃないだろうな…??……アジトの鍵を全て閉めておかなければ……。
「やっぱり皆苦労してるんだね!!」
「そうみたいだね。…あー、思い出したら泣きたくなってきちゃった…」
「極卒!!泣かないで、極卒!!」
……部屋の隅で「くぅい、くぅい」と泣き出した極卒。…頼むからキノコだけは栽培するなよ…??
そして、極卒を慰めていたウーノは、いきなりバッと立ち上がった。
……なにやら、目が決意に満ちているような気がするのだが………。
「待ってね、極卒!!ぼくはキミの為にも絶対秘訣を聞き出してみせるよ…!!」
「ウーノ……!!!!」
「…誰に聞くンダ…??」
「それはもちろん、ヘルムとドゥーム…、……あ!!ゴメン…。ドゥームには友達がいなかったね…。…今からでも遅くはない…!!
ウーノさんと友達になろう!!!!」
「
オレ達は四天王というグループの仲間だったと思うんだが…違っタカ??」
「仲間と友達は違うよ、……多分。」
……ドゥームが精神的なダメージを受けたみたいだな…。……ウーノには悪気はないんだろうが……仲間も友人も同じようなモノだろう…。
「アレ??ドゥーム??……ドゥー―ムー―??」
「コレは確実にお前が悪いと思うんだが……」
「嘘っ!?あわわっ!!ゴメンよ、ドゥーム!!お詫びにトマト置いておくね!!(ソッ」
「
なんでもかんでもトマトで解決出来ると思うなよ。」
「ところで、ヘルム!!」
「……………なんだ…」
……コイツ、ホントに悪いと思ってるのか??軽く疑問だな…。
正直言って、四天王の中でコイツの扱いが一番面倒なんだ…。そういう秘訣を聞きたいなら、ユーリの所にでも行けばイイのだ…。
音楽関係だし…、企業じゃなくグループだろう。それに、仲間内も仲がイイだろう…。
そんな私の考えとは裏腹に、どんどん話を進めていくウーノ。
誰だ。奴をあんな奴に育てたのは…。
「ヘルムは部下に好かれてるよね!!ジャックくんとかさ!!」
「…そう見えるならそうなんじゃないか…??」
「何か秘訣でもあるの??」
「さぁな。お前達のようなほのぼのグループと違って私の所は……、………どうした、ジャック。」
噂をすれば影、というやつか…。
「…………………。」
「どうしたんだい??ジャックくん。…ん??何を持ってるの??」
「……上司…コレ……。兄貴から………(ピラッ」
"上司 死ね。"
お悩み相談=解決しない。(……、っリィィー――クッッ!!!!)
(ちょ、ヘル…あー、行っちゃった…)
(………………………。)
(飽きないねぇ、リーク。)
(………一番苦労していルナ…、ヴィルヘルム……)
FIN
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下書きから随分と話が変わりました……が、後悔はしていない。
とりあえず、「ジャック」「リーク」のキャラ設定を書こう…。増えちゃったよ。
リーク=2Pジャック。
砂冥
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