バーナビー学パロ夢小説 | ナノ



僕は福田未来さんが好きだ。彼女は僕の隣のクラスの保健委員長をしている清楚で聡明な人だった。高校二年生で生徒会長になった僕と、保健委員長の接点と言ったら先生たちから任された仕事で一緒になるくらいだ。


「会長、落ちましたよ」


好きになったきっかけなんて些細なことだ。僕が生徒会長の仕事で走り回っているときに、ひらりと保健委員長宛の書類を落としてしまったようだ。それをたまたま彼女が拾ったというありがちな出会いだった。もちろん僕が保健委員長である彼女を知らないわけがない。だが間近で見る彼女の顔はとても綺麗で見惚れてしまっていた。


「すみません。ありがとうございます」


一目惚れした。優雅な物腰と美しい微笑…まさか僕がこんな体験をすることがあるなんて。


「あぁ…これ、あなた宛てのものです」


僕がさっき拾ってもらったばかりの書類を彼女に手渡す。それだけなのにドキドキしたんだ。


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