そこに空がある
海鳴り
神様にいくら願ったところで
かけがえのない記憶に刺し殺されても
君を迎えに
あけることないあの日
たゆたうことすら億劫
遥か遠い君の笑顔
またひとつ、崩れていく
にじんでもかすんでも、
手放したくはなかった
好きだなんて言葉はきっと言えないけれど
心地良い関係に浸っていた
変わらないと、どこかで思っていた
深い冬がやってきた
この日々が過去になったとき
うそつきのほんね
どこまでも続いていくと信じていた
カレンダーは止まったまま
切り離された君の部屋
それでも、そうであっても
願うことは罪ですか
その手を掴みたかった
ノックした世界
フィナーレは永遠に
どうしようもなく僕の物にしてしまいたい
アイスでもひとつ
子供のような誘い
雨は嫌いでした
口笛は吹けない
ブーケは君に
言葉で言い表せるほど簡単な関係じゃなくても
曖昧な5cmが愛おしい
果てなくつづく未来のおはなし
本当は誰よりも泣き虫な君だから
いかないで、その言葉すらいえないまま
なんのために涙を流した?
それだけのためだけに
橙色の幸福
紡いだ別れ
子守唄の意味は知らなかった

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -