数式まみれのラブレター
逆転の発想
ピアノの音は好きだった
けれどそれに私は触れない
脆く儚いそれに触る術を知りえなかった
大切にしたいから壊したくないから
あぁ、今日も僕は臆病だった
その頬に触りたいと願うのに
傷つけてしまうことが怖かった
まさかで満ち溢れた
その瞳の中の世界の住人にあこがれた
あまくなくてもそれがぼくらのラブストーリー
花子さんは寂しがり屋
やきもちを焼いてくれませんか
今日もまた伝えられなかった
この距離が心地よすぎて
触れた手から世界が壊れていく音がした
君は殺めるのは僕以外にはいないだろ?
これが俺らの愛情表現
たとえば昔信じた魔法の噺
ねむりひめの起こしかた
酩酊後の帰り道
君を照らす星にはなれないけれど
なかないで
あの日解けなかった問題
どうしても書けなかった解答欄
真新しいレターセット
シンプルでいいのに
懐いてきたつくりものの記憶
仕方ないじゃないか、僕らはまだ未熟なんだ
そんな言葉すら宝物
はた迷惑に君と遊んだ
健気に空を飛んだ
わん、つー、すりー、
ほらまだ君はあきらめてない
当たり前を見て見ぬふりして
英語なんて話せないけど
たった一言使える言葉
意味は自分で考えてよ
欺いたその先
結局濁しちゃうけど
雨に流せればいいのに
負け犬の遠吠えすら愛おしい
欠伸に含めた
矛盾パレード
閉じ込めた日差しを君に
見事に笑って見せましょう
たまには女の子らしく
やわい君の香り

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