観月が幸村の花屋に来たようです


「前に跡部が来たんだけどさ、笑っちゃったよ」
「どうかしたんですか」
「非常識なのはいつものことだとは思ってたけど、まさかあんなドラマみたいな事するとは思わなかったな」
「跡部くん、一体何をしたんですか」
「あのさ、薔薇の花束を買ったの」
「えっ」
「それも大量に」
「…本当にドラマですね。プロポーズでもする気だったんでしょうか?」
「みたいだよ」
「えっ」
「今思い出しても、笑えて、くくっ」
「え、待って下さい。プロポーズ?あの跡部くんが?」
「あっはははは!!今時薔薇の花束でプロポーズって!もっと凄いことするかと思ったら!薔薇って、あははは!!」
「ちょっと、キャラ壊れてますよ。ところで幸村くん、跡部くんのお相手を知ってるんですか?」
「女性」
「至極当たり前の事は聞いてませんよ」
「残念ながら知らないんだ。でもあの様子を見る限り本当に気に入ってるみたいだったよ」
「あの跡部くんに気に入られる女性がいるとは…」
「地球の半分は女なんだし、一人くらいはいるでしょ」
「そりゃそうですが…あの跡部くんですよ?」
「あー、笑える」
「と言うか…薔薇の花束でプロポーズ受ける女性はいるんですか?」
「いるんじゃない?」
「地球の半分は女性だからですか?」
「うん」


約35億/70億



- 37/46 -

|


戻る
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -