3rd Dream
「――ここは…?」
重々しい空気が満ちている。夢の中にいるはずなのに、感じる妙な息苦しさにレーヴは違和感を覚える。
暗い、虚ろな夢に逢うのはこれで二回目。
「…"向こう"で何かあったのかな…」
誰も聞くことのないだろう呟きを一人言葉にした。
この夢の主は何処にいるのだろう。
夢魔を倒すだけでなく、このような自然とできる悪夢を消し去るのもレーヴの役目だった。
しかし、それには夢の持ち主を探し出す必要がある。
だが、これほど広い夢の中ですぐに見つけられるか。
どんな些細な情報も逃さないようにと五感を研ぎ澄ませながら歩き出した。
数歩、歩いたところでレーヴか遠くの方で泣き声のような嗚咽がするのを聞き取った。
「―」
急いで走り出す。
それほど距離は無いはずだが、周囲に何も無いせいかだいぶ走っているように感じる。
向かっている場所はあっているのか、レーヴが不安になりかけたとき、ようやくこの夢の主人と思しき姿が目に入った。
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