1st Dream
『お姉ちゃん、鬼ごっこしよう』
四、五歳くらいの少女がレーヴに鬼ごっこをせがむ。
『遊ぼーっ』
すると、どこからともなく、少女と同い年くらいの子供達がレーヴの周りに集まった。
『じゃあ、私が、鬼ね。
十数えるまでに逃げてね』
レーヴは微笑むとすぐに数を唱え始めた。
子供達はあちこちに逃げる。
『なーな、はーち…』
数える途中で、夢の空間に違和感を覚えた。
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