Ag魂 無知トリップした先で吉田さんにお世話になる



気が付くとそこはお寺だった。でもって周りは着物を着た子供ばっかりで、沢山の机が並んでいるところを見るとまるで学校だと夢主は思った。和室に着物、子供達の手には古ぼけた書物。それが教科書であると把握し、自分の頬をつねって痛みを感じることから現実だと理解。

時代錯誤も甚だしい現実に狼狽する夢主。それ以上に狼狽する子供達。そんな夢主と子供達をよそに、夢主に近付く静かな人影。


勿論、吉田松陽。


夢主の身形と狼狽する様子を察して訳ありだと判断した吉田先生は、手厚く夢主を寺子屋へと迎え入れる。それからは甲斐甲斐しく吉田先生の補佐をしつつも天人の蔓延る世界を学び、寺子屋に通う子供達とも仲良しに。

特に銀時を弟と呼び可愛がり、小太郎を何を間違えたか息子呼ばわりし、晋助を「しんのすけ」と間違えた名前で呼んだり。決してわざとではない。いたって真面目なのです。3人からは姉としてまたは異性として慕われていたし、関係は良好。寧ろお互いに目に入れても痛くないほど。

そんなこんなで数年後、漸く慣れてきたところで吉田先生が死去。




一応吉田先生の元でほのぼのと過ごすことがメインなので、吉田先生が亡くなられたあとのお話はちまちまと短編で執筆してもいいかもしれない。



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