警告!病三橋;流
血グロ;
泣くピエロ「っぁ…………!!!!!!!!!」
血の臭いが部室に充満する。
阿部は硬い床の上で激痛に悶えることしかできない。
両腕に強く縛られた紐、激痛に悶えた時に床に打ち付けた後頭部、殴られた時に出た鼻血。
目の前で阿部の体を押さえ付ける三橋の表情は、いつもと違う、明るく微笑んでいた。
「あ、べく…」
激痛に悶える阿部の表情を見下しながら、さっき、剃刀で腹につけた傷を指で抉っていた。
「ぁ、べく…」
「っっっ……………!!!!!い゙…!!!!」
「阿部、くんが、いけないんだ…」
傷を抉る指を止めた。
「…お、れたち…付き合って、るのに…あんな、女と、話すなんて…」
ぐちぐちっ…と鈍い、皮を肉を抉る音が響く。
阿部は目を見開き、体が弓なりに悲鳴をあげた。
三橋の指や手には、赤黒い血と、爪と指の間には小さな肉片がこびりついていた。
「っお、れなんか…より…あんな女を、選ぶん…だ…」
傷に爪を立てた。
「俺はっこんなに、阿部く、を愛して止まないのに…好きで好きで、阿部くんを大切に、してる…のに…何で?…あんなに、愛し合ってた、じゃないか……あ、べくんも…俺のこと、好きでしょ?愛してる…でしょ…?っな、んで…何でっ!!!!!」
三橋の爪が阿部の神経が通った敏感な肉に突き立てられた。
「あ゙あ゙ぁぁぁぁぁぁあああ!!!!」
阿部の絶叫が部室中に響く。
すると、三橋は近くにあったタオルを取り出した。
「ぁ、べくん…う、るさい…」
と、そのタオルを阿部の口に押し込んだ。
「ぅぐっうぅ!!!!!」
阿部は顔を横に振って抵抗をするが、今の阿部の抵抗なんか三橋に全く効き目がない。
すると、三橋は何かを思い付いたように、真横に置いていた剃刀を手に取った。
「あ、べくんっ!!」
突然三橋は明るく楽しそうな声をあげた。
そして、首元に軽く剃刀を付けた。
「阿部、くんっ!!一緒に死のう??」
三橋の言葉に目を見開いて静止した。
「お互い、に、愛し合ってる…だから、一緒に、死のう…?」
三橋の反対の手には、もう一つの剃刀が。
その剃刀には、最初に阿部に使用された剃刀のようで、血がこびりついていた。
今だ、恐ろしい楽しげな瞳が、阿部を捕らえた。
「……っあ、べくん…は、俺のこと、見捨てない、よね…?」
三橋の目は笑い、頬には涙が伝っていた。
俺達は付き合ってはなかった。
寧ろ愛し合うなどという感情はなかった。
end
――――キリトリ――――
ベタな病三橋ネタorz
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