(!)グロ注意。
海藤が自傷してます。
ただの歪んだ一人愛。お相手は、平介。
またやってしまった。
腕が赤色に染まっていた。
もう片方の手には、剃刀。
「ぁ...」
我に戻った時には、遅かった。
傷を数えてみたら、数十箇所にまで増えていた。
「ひっ...」
傷口が空気に触れて痛みが全身に痺れる。しかし、それが何処か快感になっていた。
「俺、変態だな...」
そうして、血を流すためにお風呂場に向かった。
血は既に乾燥し始めていて、少し強めに擦らないと取れない。
擦る時に、傷口に指が触れ痛みが走る。
「ぅ...いった....」
赤い水が流れる。
まるで自分の罪が流されていくように。
俺の罪は、愛してはいけない人を愛してしまった。
相手は、一番嫌いなはずの平介さん。
「ぁぁ...ぁあ...」
上の空で傷を掻き毟った。
血がまた流れた。
純粋の愛、なんていつのことやら、今はただ汚れた歪んだ愛。
血がまた流れた。
好きだ、好きだ、好きだ。
嗚呼、あの人が恋しい。
血がまた...
「..平介さん...愛してるよ...」
そうして、また切った。
end
―――キリトリ―――
海藤くんって精神
が不安定だと思う
てか絶対平介のこ
と好きだろ//
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