3年前。
目の前に広がる満天の星空。
そんなロマンチックな情景とは似合わず、俺は今、男の下で喘いでいる。
「あ゛ぁ…いぎっ!!?」
「っく、んだよ…もっと可愛い声で鳴けよ、中坊。」
喉が嗄れて痛い。身体中も、打撲傷に切り傷、それに尻からは無理矢理突っ込まれたせいで血が出たようだ。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。
ただそれだけだった。
「い゛ぁ…や、や……あ、あっ……ぁ」
誰もいない夜中の公園で、多少大きな声で喘ごうが聞こえる人はいない。
「く…いくぜっ……は、あぁ……」
中で弾けた熱に意識が無くなる中で、嫌悪感と吐き気がした。
汚れてしまった、汚い。
「っ……気持ちよかったぜ?」
嘲笑うかのようなその男の気持ちの悪い顔が忘れられない。
痛い…心も、身体も、全て。
そして、ひび割れて粉々になってゆく全て。
「ぁあ゛……」
自分が壊れてしまった瞬間を感じた。
それから俺の身体は、男を拒絶するようになった。
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