warning!!
年齢操作有り。
・平介→社会人
・秋 →高校生
しかし、あっくん大人←
一途な私と悪戯な少年
高校生相手に恋するおっさんって.....外聞良くないよな。
三十路に近づくおっさんが恋したのは、従兄弟のあっくんこと、秋だ。
恋した理由なんて、ない。
ただ気がついたら、好きだった。
あっくんと俺は少し前まで、屈んで話していたのが、今では身長を抜かされて、逆に俺が上を向いて話している。
「あっくん、まだ身長伸びてるの?」
「んー...三ヶ月前から、また1センチ弱伸びたかな...?」
「はあ...もう少し、おじさんの気持ちを配慮してほしいもんだよ...」
そうして、母が出してくれたコーヒーを一口。
「...?」
秋は不思議そうに、頭の上にハテナマークが浮かんでいる。
今日は、久しぶりに実家に帰ってきた。もう三十路近くなれば、一人暮らしくらいはしている。
まあしかし、時々こうやって実家に帰って、母などと話したりするのだが。
「平介、牛乳飲むといいよ。」
そう言って、悪戯な笑みを浮かべる。
今日は珍しく、家にあっくんがいた。
母が言うには、あっくんから電話があり、俺が来ると言ったら、行くと言ったそうな。
「うっ...あっくん、大人を馬鹿にすると痛い目に合うよ〜?」
俺が椅子に座っているあっくんの隣に座って、頭を軽く「ぽんぽん」と叩いた。
すると、あっくんは軽くほくそ笑んで、平介の手を掴んだ。
「平介は、優しいから...」
そう言って、手を優しく撫でた。
ほら、またこうやって、おっさんに無知の誘惑をするんだ。
嗚呼、おっさんの理性がぐらぐら。
「あっくんは、またそうやって...」
「平介.....好きだよ...」
俺は一瞬、あっくんの言葉の意味がわからなかった。
耳の鼓膜で、あっくんの言葉が震える。
「平介、好き。」
あっくんは、驚きに歪んだ俺の顔が振り向いた瞬間。
小さなリップ音が、口元からした。
あっくんの右手は、俺の後頭部を掴むように押さえていた。
左手には、ファッション雑誌で、右腕から通して、二人の顔を母から隠していた。
(あっくんの...バカッ//)
(照れてるへーすけ可愛い。)
(うぐぐっ...///)
end
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