Ofuri long novels | ナノ




06




<三橋side>



(やばい。
部活まだ終わってないのに。
みんな帰っちゃったかな?)




そのあと、女の子の告白の返事は後日にすることにした。
可愛い子だし、優しそうないい子ぽかったので前向きな返事を考えている。


(田島くんに相談してみようかな?)


俺はそんなことを考えながら、
部室へ走った。



部室は思った通り、電気が消えていて、人の気配も感じられない。


(あっ、やっぱり。
みんな帰っちゃったのか。
鍵開いてるかな...。)


部室の扉に手を掛けた。
すると、扉は開いていた。


(あれ?開いてる。
今日は...阿部くんが鍵当番だったよな?
阿部、くん開けといてくれたのかな?)

そして、扉を開けた。
やはり、誰もいなくて、近くの椅子に鍵が乱雑に置かれていた。


(阿部、くんに、明日謝らないと。)

まだ着替えていなくて、早々と着替えを始めた。

そして着替えも終わり、早く部室から出ようとした時。


ガタンと、何かが倒れる音がした。



「ッ!!!??」

三橋は恐る恐る振り返った。




















そこには、自分の球を取ってくれる









"阿部隆也"がいた。






[ 7/39 ]
[*prev] [next#]
[bkm]
←back
←top



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -