Ofuri long novels | ナノ




05



告白された三橋はいつも通りキョドっている。

「えっあっ、お れっ?」

「...うん。」

女子の顔は、定番の例えで、林檎のように真っ赤になっている。

「な んで俺なのっ?
あっいや!嫌味じゃ なくて..
不思議に..思っ て。」

「三橋くんの、優しそうな所とかね、ピッチャー姿がかっこよくて...ずっと好きだった...」


三橋も女子も真っ赤になって
暗い雨空の中で初々しい青春の空間。










そんな二人の姿を、三橋の捕手、阿部隆也は無表情で見つめていた。





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