頬を押さえる手




__________



「平介、それどうしたの?」


佐藤は真っ赤に腫れた頬を指差しながら平介を見た。平介はバツが悪そうに渇いた笑いを溢した。


「ははは…」

「えっ…まさか、俺が昔倒した奴らに……」

「い、いや違いますよ、そんなガチの表情で見ないで…」

「じゃあ、どうしたんだよ。」


鈴木はイライラした様子で聞いてきた。何でイライラしてるの?


「鈴木ねー平介が授業サボったから寂しがってたんだぜ。」

「おい佐藤、ちょっとこっち来い。」


いつも通りの二人に笑うしかない。
しかし、さっきのことを思い出すと、頭が痛くなった。





[ 18/24 ]
[*prev] [next#]
[bkm]
←back
←top
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -