飛行機はそのままに




「あっりゃーまた失敗しちゃったー」


先輩は少し悔しそうに、顔を右手で覆い、天を仰いだ。


「だから、無理だって言ったろーが。」

「えーでもさぁ、もうちょっとだったじゃん!」

「もうちょっとも、くそもねぇーよ。」


そういうと平介に「手間取らせてすまなかったな、平介。」と右手をあげる。

しかしもう一人の先輩は、ニヤリと笑みを浮かべると「また手伝ってねぇ〜」と手を振ってきた。

まったく読めない先輩だ。



[ 11/24 ]
[*prev] [next#]
[bkm]
←back
←top
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -