(!)ぬるい性的表現注意。
絶命先生のキャラ崩壊。
「命兄さん。」
と、私の名前を呼ぶ弟。
その弟の頬に触れて、そのまま抱き寄せてみた。
兄弟、同性という高い壁のある恋だった。
その相手は、弟の「糸色望」。とても愛おしい弟。
満面の笑みをの浮かべる望、悲しみに涙を流す望、死のうとしたりする望、全ての望を愛してる。
とある昼下がりの糸色医院。
等間隔に並んだ寝台の一つに、誰かが寝ていた。
袴姿に、乱れた上着。傍には、フレームの薄い眼鏡が無造作に放置されていた。
命は、その人物の胸が寝息に上下しているのを眺めながら、自分の乱れたネクタイと眼鏡を直す。
「望…」
首元の白い肌に浮かぶ小さな赤い跡。私はその跡に覚えがある。
さっき、嫌がる望を押えつけて、つけた印。
『みっ、こと…兄さっ…!!』
『望…好きだ…』
『やめ、てっ!!やっ…あぁ///』
『可愛いよ…?』
『うぅっ…あぁぁぁああ!!!!』
絶叫に近い悲鳴が医院に響き渡る。
看護師は休憩で外に出ていたので、私は何も気にすることなく望を愛撫した。
と、望はすぐに意識を飛ばした。
力なく寝台に眠る望の首元には赤いキスマーク。私の望むに対しての愛の印。
そのあと、望の乱れた服を直しながら、今日の予約を確認してた。
「ふぅ…今日の午後は、2時から田中さん家と、鈴木さん家…」
「ん…」
すると、望が目を覚ました。
「あ、起きたか?望。」
「え…はい…」
まだ寝ぼけているのか、何かを思い出そうとしているのか、じっと命の顔を見つめてきた。そして、数拍の間をあけた後、真っ赤な顔をして悲鳴をあげた。あ、思い出したかな。
「うぁあ…あぁっ…」
「思いだしたのか、望?」
命は寝台の上で自らの体を抱いて怯える望に近づいた。
命の姿を見るなり、寝台の上で後退する。
「望、愛してる。」
「み…命、兄さん…い、いやです…」
「何が嫌なの?私はただ、望のことが好きなだけなんだ。昔から。」
命の言葉に、激しく首を横に振る望。
そして、近づく命に「やめ、て…ください…」と、弱々しく懇願する。
しかし、そんな望の姿は、命の重い愛をまた更に大きくするだけ。
怯えて、カタカタと体を震わせる望の頬にまた触れた。
触れた瞬間、ビクリと肩を大きく揺らした。
「そんなに怯えなくていい。望は、俺にされたい放題にされとくだけでいいんだよ。」
それも、愛。兄弟愛、同性愛。独占愛。
私を強く拒む望の腕を乱暴に押えつけて、強引にキスをした。
寝台室の扉が少し開いていて、看護師が真っ赤な顔をして見ていたことなんか、とっくの前から気づいていた。
望に、そのこと言ったら、どんな顔するかな?
きっと、とびきり可愛い顔で、私を否定するんだろうな。
そして、私は、嫌がる望の耳に齧り付きながら、小さく囁いてみた。
end
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絶望先生の漫を買い始めま
した。絶命先生が可愛すぎ
て…アニメも可愛かったv
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