ありがとうゲーム
ありがとうゲームとある昼下がりの7組で、水谷が突然叫んだ。
「花井!阿部!いつもありがとう〜!!」
それだけを言って、ニヤニヤと笑みを浮かべて、走って去った。
阿部と俺は、水谷の突然の行動に唖然と、その場で固まった。
「...何だ、今の...」
「俺に聞くな...」
と、二人の頭が混乱していた時、三橋の姿が見えた。そして、三橋は二人の姿を見つけると、オドオドとし始めた。
そんな三橋の姿にイライラしたのか、阿部が小走りで三橋の方へいった。そして、三橋の手を掴んで何処かへ行ってしまった。
取り残された花井は、「はあ...お熱いね...」と溜め息をついて、机に突っ伏した。
そして、沈黙とは一瞬だ。
眠気がやってきた数秒後のことだった。
「っはーなーいー!!!!」
突然、背中に強い圧力がかかり、額をおもいっくそ固い机に打ち付けた。
「ぐふっ!!!」
小さな悲鳴らしきものをあげる花井。
そして、次の瞬間に圧力の原因がわかる。
「はーなーいーっ!!大丈夫かぁ??」
ひょこっと顔を覗いてきた人物を見ると、いつも突然やってくる田島だった。
明るい笑顔で花井の背中に飛び込んできたのだ。
「ってめぇ、田島ぁぁ!!!!」
「花井が怒ったぁ〜!!」
と、花井の怒声は虚しく、田島は満面の笑顔で走っていた。
すると、田島は、走りながら後ろにいる花井を見た。
そして、後ろ向きになって叫んだ。
「花井ぃぃ!いつもありがとう!!
愛してるぅぅっ!!!」
花井と田島は同時に足を止めた。
周りの生徒たちの目線を独占した二人。
花井は、顔を真っ赤にしてオドオドした。
そんな花井を見て、田島はニヤニヤと笑っていた。
「はーなーいー!愛してるぅー!」
「っちょ!田島ぁ!!!」
そして、再び真っ赤な顔をした花井は、無邪気に笑う田島を追いかけた。
しばらく、花井と田島は学校中の噂の標的にされた。
(バカだね〜花井たち〜)
(は?つーか、お前たちのせいだろ、クソ谷。)
(えっ?だって楽しいじゃん!てか、また呼び方が酷くなってる!)
end
――――キリトリ――――
えーと、本当は3月9
日に更新するつもりだ
った作品wwwwww
しかし、文章崩壊で没
になった作品です←
あっ水谷と、三橋と田
島は「ありがとうゲー
ム」と称する遊びをし
てましたがそれは3月
9日とかけた自作ゲー
ムですwwww(笑)
匿名様に「花田」と助
けて頂いたんですが、
また新たに書き直しま
す;;;
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