夢小説 いろいろ | ナノ




川尻さんは初めての交尾が忘れられない






木の根元のうろにつっこんだなまえ、抜けなくなる。はめたおされる
けもぱろ。





今日も今日とてお散歩日和。
花咲く春の野を散策しているのは、若い雌の白うさぎ。春風に揺れる長い黒髪。ふわふわのスカートから伸びる肉つきの良い脚。丸い瞳は好奇心旺盛にきょろきょろと動き、あたりを見回しています。

「ええと、いつものお花畑は〜……んんっ、あったあった」

日当たりの良い花畑は、この森の中でも特になまえお気に入りの場所でした。
太陽の降り注ぐ原っぱで寝転がっては伸びをして、春を満喫している姿はどこまでもほのぼのとしています。今日も森は平和です。

「お日様の匂い……あったか〜い……。ふわぁ、ぬくぬく〜……」

しばらくそうして日向ぼっこを楽しんでいたなまえでしたが、今日はどうやら何かが気になっている様子。草むらからころんと起き上がると、ぴくぴくと鼻先をひくつかせて辺りを見回しています。
その敏感なお鼻で一体何を感知したのでしょうか?

「なんだか甘いような、いい匂いが……森の方からかな?」

香りにつられて森へと誘い込まれていくなまえ。歩き慣れたお散歩ルートからは完全に外れてしまっている事も気に留めず、フラフラと奥へ奥へと進んで行きます。木々が空高く生い茂り、ぽかぽかの太陽の光も遮られている薄暗い場所に着いてしまいましたが、なまえは大丈夫なのでしょうか?
ここはろくな獣道すらないようなへんぴな所。なまえの背よりも高い草がたくさん生えているというジャングルっぷりです。
濃くなった甘い匂いに、なまえは集中して発生元を探ります。この近くのはずですが……。

「あっ……ここかな?何があるんだろう。新種のお花とか?ふふふ、こんなにいい香りがする植物なら、美味しいかもしれないよね……」

食欲が刺激されたのか、なまえは浮き足立っています。
たくさん生えていたら住みかに持ち帰って栽培してもいいかもしれません。お部屋のコロン代わりにも良さそうです。

けっこうな樹齢のありそうな、古びた樹木。なまえが手をいっぱいに伸ばして抱きついたとしても、とても腕を回しきれないような太く立派な大木です。その根元から漂うのは、探していたあの香り。どうやら木の根元の、うろに何かがあるようです。
木のうろには冬の間にリスさんがせっせと貯めた美味しい木の実がどっさりある事もあるため、なまえは興味津々。
この穴にも、絶対に何か素敵なものが眠っているに違いありません!
薄暗いうろを覗き込んだものの、暗くてよく見えません。

「何か生えてる……きのこかな?もうちょっとで届くんだけ、ど……ッ!」

小さな前足を一生懸命に伸ばしても、上半身を少しうろの中に突っ込んでみても、あと数センチという惜しい所までしか届きません。ここで諦めてしまうのは何だか悔しくて、なまえは意地になりつつありました。わざわざこんな所まで来たのだから、何としてでもいい匂いの正体を掴んでやらなくては……!と躍起です。
白いお膝が土で汚れるのも躊躇わず、なまえは尚も空洞部分に体をねじ込んでゆきます。

「ふんっ!!もうちょっと、でっ……ぬぐぐぐッ……、せ、狭いぃっ……!!」

体をぐっぐっと捻りながら押し込むことで、なんとか上半身全てがスッポリと木のうろの中に収まります。うさぎの柔らかい体が役に立ちました。
手が届いた先にあったものを探ってみて確信します。いい匂いの正体はきのこの群生に違いありません。

「はぁ……っ、な、なんとか届いた……!それにしても、なんだろうこのきのこ。変な形だなぁ」

鼻先を近づけて確信しました。
今まで嗅いだ事もないようないい匂いを発しているのはどうやらこのきのこのようです。竿は太く長く、先端のカサはエラが張っていて、こんなきのこは見たことがありません。
だけどとっても美味しそう。魅惑的な匂いのせいもありますが、なぜだかこの形は本能的に咥えたくなってしまいます。

「せっかくだから味見しておこうかな……。んっ、むぐ……結構美味しいかも?」

食い意地を張ったのが運の尽き。


「あれ?あれっ……?ぬ、抜けない?嘘っ……!?」


なんとなまえは、四つん這いの体勢のまま、この穴から出られなくなってしまったのです!
上半身は無様に木の幹の内側に突っ込み、下半身は無茶に体をねじ込んだせいでスカートはめくれ上がっていてお尻は丸出し。しかも純白フリルのぱんつは丸見えでした。こんな酷い格好でまさか動けなくなるとは……。少々の間抜けぐらいなら可愛らしいな、で済みますが、度が過ぎれば大問題です。
なまえの頬に冷や汗が伝います。

「え、待って……どうすればいいの……?」

自力ではどうにもならないようだけれど、だからと言ってこんな場所に運良く誰かが通りかかるなんて考えられません。
なまえは、今までにない大ピンチに陥ってしまったのでした……。

*******


「なんだ?コレは……。木からお尻が生えているぞ……」

お尻だけ状態の間抜けななまえを見つけたのは、川尻浩作という黒うさぎさんでした。割と冷静な川尻さんも、突然のパンツ丸出しのお尻には流石に度肝を抜かれているよう。

「おい、きみ……何をしているんだ?大丈夫なのか……?」

試しにぺしゃり、と軽くお尻を叩いてみると、うさぎのまん丸しっぽがビクリ!!と動いて毛羽立ちます。

(いたいッ!?なに今の??も、もしかして穴の外に誰かいるっ……!?お、おーい!!助けて!抜いてください……!!)
「……???返事がないな」

モゾモゾと動くお尻を前に、川尻さんは困惑していました。
なんということでしょう。なまえの体が木のうろをピタリと塞いで栓をしているせいで、お互いの声が聞こえなくなってしまっているのです。

「いや、返事がないというよりコレは……このうさぎの体が穴にフィットしすぎているせいで聞こえないのだろうな。というかこのうさぎ……なまえ?」

白くてまん丸の尻尾に、元気な赤ちゃんを産めそうな安産型のお尻。健康的な若々しさに溢れた両足。
間違いありません。いつも川尻さんが目で追っているお尻です。
すっかり見慣れているせいか、下半身を見ただけでそれがなまえのものだと分かってしまいます。
川尻さんはいつかなまえを自分のお嫁さんにしようと思っていたけれど、寡黙気味な性格のせいか中々思うようなアプローチは出来ずじまい。結局いつも少し遠巻きに後ろ姿を見つめるばかりだったのです。

そんな想い人が謎の窮地に陥っている事を知り、川尻さんは焦りました。こんな状態のなまえをほっといたら誰に何をされるか分かったものではありません。
なまえも心細いだろうし、出来るだけ早急にどうにかしてあげなくては。しかし自分に何ができるでしょう?

「なまえ、おい……なまえ」
(助けてください、誰かあ……!!)
「……」
(うあぁあっ、抜いて……!誰でもいいから引っ張って下さい……!)
「……会話ができない状況というのはだいぶ困るな。ジタバタもがいているから、ここから出たがってるのは間違いないと思うが……。とりあえず引っ張ってみよう。失礼するよ、なまえ」

真面目な川尻さんには女性の体にベタベタ触るものではないという躊躇いもありましたが、今回は事態が事態なので仕方ありません。
なまえの下半身に覆い被さるようにして密着してから、細腰に両腕を回して強めに抱きしめます。地面についた足を踏ん張って、勢いよく後ろに体重をかけた―――ところまでは良かったのですが。

「ふんぐっ……!!うぐ……!?全然抜けない……、ぬっ、がぁあ……!!!」
(!?!?!?い、いだぁぁああい!!痛い痛い痛い!!死ぬ!!死んじゃうぅッ!!)
「うおっ!?」

下半身がもっていかれそうな痛みに悶絶したなまえの必死の大暴れで、川尻さんは蹴りまくられてしまいます。なまえのしなやかな脚からは想像も出来ないような鋭い足蹴りの威力は馬鹿にできません。

「あっ、こ、こら……!痛かったんだな!?すまない!もう引っ張らないから落ち着いてくれ……!!」
(痛いよぉ!!なんか怖い事されてる!!いやぁあ……!!もうやだよぉ……!どっか行って!)
「あ、暴れるんじゃあない……!」
(……!?)

がっしりとした雄兎の川尻さんといえど、こんな強烈な打撃を何度もお見舞いされては辛いです。こちらも必死でなまえの下半身を抑え込みました。強く抱きつくようにしてなまえの体を抑え込み、なんとか無力化に成功しました。本気の力比べであれば勝敗の差は歴然という訳です。
攻撃を止めてぐったりしているなまえ。暴れて力尽きているのでしょう。足がぷるぷると痙攣しています。どうやらこれ以上抵抗する元気は残っていないようでした。
それはひとまず良かったのですが、ここでそれ以上の大問題が発生してしまった事に、川尻さんは気付いてしまいます。

「と、止まったか……」
(はぁ、はぁ、はぁ……)
「というか、この体勢は……」

なまえの突き出したお尻に覆いかぶさっているこの体勢は、まるで交尾。それに気付いた瞬間、川尻さんの体はカッと熱を帯びました。なまえの、好きな娘の緊急事態にそんな最低の事に気を取られている場合ではないというのに。
それだけではありません。先ほどのもつれ合いの時になまえのお尻やお股のお肉に擦られていたせいでしょうか。恥ずかしい事に、あんな単純な摩擦で川尻さんの性器は容易く勃起してしまっていたのです!

「う……!?こ、こんな時に!」

罪悪感と、それをゆうに上回る興奮。一度性器が勃起してしまえば、健全な雄兎の川尻さんはもちろん射精して気持ち良くなりたいという欲に頭を支配されてしまいます。
一度意識してしまうと腕の中のめすの身体は熱く柔らかく、少し汗ばんでいて……美味しそうでたまりません。
いくら根が真面目な男といえど、こうなってしまえばただの一匹のオス。そして丁度良い事に、彼の目の前には動けない一匹のメスがいるというこの状況。
川尻さんが思いついたのは、最低に卑劣で、最高にえっちな行為です。

「……そうか、そうなんだよな。どうせ聞こえないんだ……、わたしが誰かも、なまえは分かってない……」

不穏な事を呟いた川尻さんは、既に自己完結して心を決めた様子。
黒く毛艶の良い耳をぴんっと伸ばして、きょろきょろと辺りの様子を探ります。好都合な事に、付近にケモノの気配はありません。




指先で左右に拡げると、ぴんくのぷっくりとした肉びらも左右に引っ張られてくぱりと開かれ、なまえの恥ずかしいおまんこの穴が容易く露わにされてしまいます。ぱくぱくと開閉を繰り返すそこは、既にとろりとした透明な蜜で潤んでいます。

(ひっ……!?い、嫌っ、何で!?このひと何してるの!?変なところ、勝手に見ないで……!!)

「ハァッ、ハァッ、これが、雌の……なまえの、……」

(息が、かかって……こ、この人私のおまたに勝手に、こんな……!?くっ、くすぐったい……あ、あぁあ……

ちゅぴ……ちゅぴ……
上唇と下唇で挟むようにしては、ちゅぱっと離す動作を繰り返します。それはあまりに拙い愛撫でした。
くすぐったいような甘い刺激に、なまえの身体は反応してしまうのです。

「ん……ぴちゃ、お豆みたいなところがッ……はぁ、はぁ……コリコリと硬くなってきたぞっ……なまえも感じているんだな……

ぴんと勃って主張しているクリトリスが愛らしくて、ちゅっちゅっとキスを落とせばその度に内腿が震えます。ここがメスの敏感な部分のようです。

「んはぁ〜……ぴちゅっ、んっんん……、れろ……

なまえが自分の責めで感じているのだと分かった途端、川尻さんの目の色が変わります。控えめだった責めが一転、熱心にクリトリスにしゃぶりついたかと思えば、夢中で舌で擦っています。
なまえの滴らせる蜜に吸い寄せられる川尻さんは、まるで花に吸い寄せられる蜜蜂です。このメスの甘美な蜜を全て自分が独占してやるのだという情熱が沸々と腹の底で湧き上がってくる感覚に、川尻さんは身震いします。これまでいまいち何事にも情熱的になれなかった彼が、初めて感じる己の熱情。そしてそれに身を委ねる事の意外な心地よさ、開放感―――。
自分は淡白なだけのつまらない男ではないのだと、不思議と自信のようなものが湧いてきます。



「うぉおおっ、この、無防備うさぎがッ!!無防備おまんこ孕めっ……、訳も分からないまま孕めっ!!」
(〜〜〜ッ!!??)

どちゅんっどちゅんっぱんぱんぱんぱんぱんッッッ
怒涛の勢いのちんぽ責めがなまえのおまんこを容赦なく突き立てまくります。柔らかい膣内粘膜を突いてはこねてを繰り返す事で、よくほぐれさせます。ふわふわのとろとろでありながら、同時にキツく吸い付くようななまえの膣肉に、早くも川尻さんの童貞ちんぽは暴発寸前。長く楽しむ為にも我慢しようとはするものの、精神的にも肉体的にも酷く昂ぶり興奮を極めている今、どうしたって長く保たせる事は不可能でした。



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