夢小説 ジョジョの奇妙な冒険 | ナノ




スマホを勝手に覗いちゃダメです!




( ※淫語、ハートマーク多用 )
( ※世界観を考慮していないアホエロです。スマホが存在しています。 )




「あっ、何してるんですか!!」
「……!!!」


ああもう、まただ、と。
なまえは内心で盛大なため息をつきました。
これで何度目でしょうか?数えるのはやめてしまったけれど、そろそろいい加減にして貰わなければ困るというもの。
座布団に座り込んでいる吉良さんの真横に仁王立ちし、腕組みをするなまえは正直なところ、けっこう怒っています。

当たり前です。


「吉影さん!それ、机に置いて下さい。……吉影さん?」
「……」
「置、い、て」
「……分かったよ」


吉良さんは、やれやれという風に「なまえの」スマホを机に置きました。まったく、風呂を済ませて戻って来てみればこれです。
以前も注意したにも関わらず、彼はまたなまえのスマホを無断で弄り回していました。
何をしていたかなど―――大方、察しがつくというもの。


「毎回毎回、本当に飽きませんねぇ……。また勝手にLINEを見てたんですか?それともSafariの検索履歴?……あ、まさかTwitterとか?」
「……まだ検索履歴しか見てないよ。なまえが普段何を考えているのか知りたくてね」
「……それで?成果はどうでした?」
「……まあまあかな」
「……はぁ、もう!」


数度目の注意になまえの顔にも疲れが浮かんでいます。パスコードをつけてもいつの間にか突破されるし、スマホをどこかに隠しておいても結局探見つけられ、定期的にチェックされる。
堂々巡りのいたちごっこにも最早懲り懲りなのです。
今日だってまるで悪びれていない吉良さんに、なまえは途方も無いどうしようもなさを感じました。

いつだって穏やかな雰囲気を纏っているなまえですが、今や普段の人の良さげな笑みはすっかり消えています。
そんなピリピリした空気を感じとってか、吉良さんはなまえから目を逸らして畳の目を凝視するばかり。罪悪感というものを持ち合わせていない吉良さんといえども、怒られればさすがに気まずさのようなものは感じるらしいです。


「ねぇ……検索履歴なんか見てどうするんです?別に私、出会い系とか見てないですけど……そんなに信用ないんですか……?」
「ああ、別に疑ってる訳じゃあないんだよ?ただ……万が一があっては困るからね。念の為確認しているだけさ」
「それってやっぱり……疑ってるじゃないですか!吉影さん酷い!!あんまりです……!」
「だから、そういうことではなくてね……なまえを守るためなんだよ。なまえが何を考えているのかとか、誰とどういうやり取りをしているのかを把握することで色々安心するだろう?」
「そうだとしても、相手に隠れてこういう事をするのは問題です……!大体、心の底でちょっとは後ろめたい事をしている自覚があるからコソコソするんでしょう?」
「まあ……うーん……。それはともかくなまえ、先に髪を乾かしてあげるよ。ドライヤーは確かここだったかな……おっ、あったあった」
「に、逃げた……」


あからさまに話題を逸らした吉良さんは素早くドライヤーや櫛を用意すると、ポンポンと己の膝を叩きました。ここに座れといいたいようです。
物言いたげな視線を送りながらも大人しく吉良さんの膝上に腰を下ろしたなまえですが、当然こんなの納得いきません。
丁寧に髪を乾かされながらも、流されないぞと意気込みます。いい大人なのだから、そろそろ吉良さんだって、自分の非を認めて謝る事くらい覚えるべきなのですから。そうしないと本人の為にもなりません。


「そうやって何でもかんでも誤魔化そうとするなんていけないですよ。悪い事したらきちんと謝らなくちゃって、いつも言ってるのに。今後は直していかなくちゃ」
「……」
「……ね?吉影さん?」
「……ン」
「よしかげさーん。聞いてますかー……」
「聞いてるよ。―――ところでなまえ。ちょっと思い出したんだがね?検索履歴に『彼氏 エッチ 喜ばせたい』とあったが……」
「ッ……!!」


話を逸らさないで、卑怯だと抗議するより先に―――瞬間、なまえの頬がカッと染まりました。
こんなに恥ずかしく情けない事もないでしょう。見えない努力をまさか本人に、しかもこんな形で知られてしまうなんて……。
屈辱以外の何者でもありません。


「どうだったんだい。喜ばせ方は分かったのかな?」
「……う、うるさいですよ。何だっていいじゃないですか……」
「……フフ」
「わ、笑わないでください……」


気まずさに耐えかねて無言になったなまえの髪を、吉良さんは機嫌良く乾かしていきます。
不意打ちの意地悪な口封じに、なまえは言い返す気力もなくじっとするばかり。喋らないなまえはまるでお人形のようで、これはこれで良いものだ、と吉良さんはご満悦。
艶やかな夜色の髪を丁寧に乾かし終えて櫛で梳けば、ふと、チラチラと見える白いうなじがやたらと目を引いてきます。
覗く雪のような白に誘われた吉良さんは、なまえの黒い髪をかきあげると、そこへキスを落としました。


「はい、終わり。乾いたよなまえ」
「う……、ありがとうございました。ちょっと不本意ですけれども……」


半目になりながらも律儀にお礼を言うなまえ。くつくつと喉を鳴らした吉良さんは、用は済んだかとばかりに立ち上がりかけたなまえの体を引き止め、巻き戻しでもするかのようにもう一度座らせてしまいました。これにはなまえもびっくりです。この時点で既に嫌な予感しかしません。
しかし、なまえが吉良さんの方を振り返るより早く―――。


「せっかくだし―――試してみようか?わたしを悦ばせたいんだろう?学んだ事は実践した方が身になりやすいから、ね……」
「……え」


吉良さんはなまえを抱きとめたまま、倒れるようにして背後の布団にもつれ込んでしまいました。全てを察したなまえが跳ね起きようと抵抗するも時は既に遅し。
全てが手遅れだったのです。
あれも、これも、何もかも全てが。


「あっ!?ちょっ……ちょっと……何なんですか!!?ひっ、卑怯ですよこんなの!!やめて下さい!!」
「こら、暴れるんじゃあないよ」
「ひんっ!?みっ……耳ぃ……っ、やめ……!!」
「ンン〜……ちゅ、ちゅっ……、れろっ……」
「離してっ、くださ……!こんななし崩しに……ぁっ、……んやぁッ!?」


後ろから羽交い締めにされて、背後から耳舐め。唐突にえっちモードが始まった吉良さんに面食らいながら、なまえはあたふたと腕から抜け出そうとしますが、逆効果。無駄な抵抗だと言わんばかりに腕を掴まれ、容易く無力化されてしまいます。
……それにしても、喧嘩をしていたというか、吉良さんを叱っていたはずですが、何故こんなことになっているのでしょうか?
いくら穏やかななまえといえど、ここまでされてはさすがに激高してチョップのひとつやふたつお見舞いしたっておかしくありません。……しかし、そうはしないようです。


「い、痛っ……腕、そんなに強く掴んだら跡になっちゃ……!!に、逃げませんからやめて!」
「……本当かなぁ。本当になまえは逃げないんだね?信じていいのかい?」
「嘘なんかつきませんよ、吉影さんじゃあるまいし……っ!……きゃぁあッ!?!?く、くびっ、舐めるのはやめてくださいぃ!!くすぐった……ぁっ……


舌で頸動脈をなぞり上げられ、耳裏をべろべろと舐められ、耳たぶに噛みつかれ……その度になまえは体をビクつかせて反応。
こうなると、もはやイヤイヤも形だけ。声だって隠しきれない甘ったるさを孕んでいて、まるで抗議している風になんて聞こえません。いよいよ雲行きが怪しくなってきました。
どうしたって吉影さんのいいようにされてしまう運命からは逃れられないのを、なまえだって内心分かってはいるのです。口だけのイヤイヤは、ただの様式美とすら言えます。
まあそうだったとしても、なまえとしては、話を逸らさずに言い分をちゃんと聞いて欲しかったというのももちろん本音です。本音、なのですが……。


「……や、やぁ……。話、聞いて欲しかっただけなのに、こんな、ことぉ……!」
「……何が嫌だって?ン〜?おかしいなァ……とても嫌がってる風には……ちゅっ、……見えないんだが……ねぇ?」
「あっ、ぅう……!?」


なまえの耳を嬲り、背後から豊満なおっぱいを鷲掴みにし、好きなように揉みしだいている吉良さんは捕食者そのもの。強い雄としてなまえという雌を好きにするのです。
ついでにこれから何が始まるのか否応無しに体に思い出させてやろうと、着衣のまま体を密着させ、腰を揺さぶって擬似的なセックスの動きを刻みつけます。


「あっ!?こ、こんなっ……こんなことでっ、有耶無耶にッなんて……ひ、卑怯しゅぎます……ッ、ゃっ、ぁッ揺さぶらないでぇっ……」
「卑怯なのはなまえだろう……えっちな声を出してわたしを煽る悪い子はどこの誰なんだろうねぇ
「えっちな声なんて、だ、出してなんかッ……な……。……、ふっ、ぁあぁあッだめだめだめだめぇえッ腰ガクガクしないでえぇっ……
「強情な子にはこんな風に……フフ腰振りの罰だからね……


ガッシリと上半身をホールドされ、執拗にねっとりと下半身を擦り付けられるこの動き。着衣は一切乱れていないのにも関わらず、酷くいやらしい行為でした。

なまえもなまえで、いくら体格差があるといえど、本気で拒否するのであれば多少なりとも反撃できそうなものですが、それをしないのですから、つまりは『なまえもこうされるのを望んでいる』としか考えられません。
……真面目に取り合ってほしい反面、吉影さんに酷い事をされたい、なす術なくねじ伏せられたい、という願望もまた、紛れも無い本心としてなまえの心の隅にひっそりと存在しているからなのでした。
被虐願望とでも言うべきそれを多少は自覚しているからこそ、なまえはどちらの本心を優先すべきか分からず戸惑い、結局強引な吉良さんに流されているというのが現状。
自分が甘んじて被害者になる形で己の願望を叶え、さらには吉良さんの悪い所をつけあがらせているような構図です。
救いようがないのです。
とはいえある意味お似合いで、ある意味win-winなのかもしれません。

二人とも、狡いのです。
どうしようもなく、狡いのです。


「んん……ふぁ……っひ、ひどいぃ……
「……ハァ。どうしてくれるんだいなまえ?わたしのココが……ほら、見てごらん。すっかり大きくなってしまったんだが……当然この責任は取ってくれるんだろうね?」
「あっ!?」


とにかくなまえが嫌がっていないのは誰の目にも明らか。
その証拠に、だってもう、なまえの目は吉良さんがおもむろにスラックスから覗かせたおちんちんに、こんなにも釘付けなのですから。
短パンからのびる生の太腿に押し付けられたそれ。お風呂上がりのなまえの体温よりもさらに熱い熱の塊。既に硬く反り立って先端から汁を滴らせています。
何度見てもいやらしくて興奮を煽る形のソレを前に、なまえのおまたはきゅうっと無意識に疼いてしまうのでした。
こくりと唾を飲み込んだことに、なまえは自分で気づいているのでしょうか?


「ほ〜ら……期待に応えて出てきたよ痛いくらいにビンビンになってしまって……なまえに沢山可愛がってほしいみたいだ」
「あっ……あぅ……。そんな……し、しまってください、そんなところ!」
「どうしてだい?なまえだって大好きだろう?」
「大好きなわけありませんっ……、こんな……はぁッた、たくましいおちんぽなんかぁっ
「ふっ……発情丸出しの顔して、恥ずかしいねぇなまえさてと……たっぷり擦らせて気持ちよくしてくれないかな……


ぬちゅっぬちゅっぬぷぬぷっと、閉じた太腿の間を行ったり来たりし始めた勃起ちんぽに、なまえのカラダも抑えきれぬ期待で打ち震えます。
「これ」がとてもとても気持ちの良いモノだと知ってしまっているので、本能が早くと求めて止みません。


「ああ〜……、気持ちいい……気持ちいいよ……きみの太腿、スベスベ……しててっ柔肉にチンポが……ぅっ、擦れ、て……お、おぉ……
「かたい……あついぃ……ふと、いぃッぅ、ぁあ……


吉良さんが絶えず出す我慢汁に太腿もべとべと。準備が万全すぎるほどにやる気に満ちた優秀ちんぽは熱く滾って唸っています。
しかしなまえのおまただって負けていません。直接的な刺激は受けていないにも関わらず、ぬるぬるとした蜜で既に濡れているのですから。


「ふぅっンっぅやぁあ……
「……なんだい、本当に挿れられてるみたいな声出して。我慢できないのかな?」
「ち、ちが……。べつに、そんな……
「嘘つきだねなまえ。……悪い子はどうなるか、知っているかい?」
「ッ……」


吉良さんは一度起き上がると、なまえの正面から覆いかぶさり、白い足を大きく開かせました。その性急さになまえはやはり怯えてビクビクするばかり。しかし戸惑いの奥に―――確かな期待の色が滲んでいる事を、吉良さんが見逃す筈もありません。
そんな様子にますますどうにかしてやりたい衝動に駆られながら、吉良さんはなまえの足の間へと手を伸ばします。
パジャマの短パンを、履いているパンツごと指で引っ張り横にズラしてあげれば、どうでしょう。潤みきったとろとろのおまんこ穴が、吉良さんを歓迎するようにひくひくと震えているのが丸見えになってしまいました。
これはもう、たっぷりと可愛がってあげるしかありません


「……いつもならゆっくり解してあげるところだが……もうとろとろだね?」
「あ……うぅっ……!まじまじと見ないでくださいよぉ……!」
「嫌だね。というかそんな風に言われると、余すとこなく見たくなってしまう……ふふふ」
「んっ……!」


指できゅぱと割れ目を広げると、なまえの秘めた部分が全て晒され、吉良さんも思わず息を呑みました。今からこの可愛い桃色の部分に己のペニスを突き立てて抉り回すのだと思うと、男として興奮が止まりません。目は妖しくギラついて、ふぅふぅと浅い息を吐き出しています。

一方で、なまえはふるふると震えて目を伏せています。時折吉良さんの顔をうかがい見ては、おどおどと目をそらすばかり。頬はとっくに熟したりんごのよう。繊細な睫毛を縁取るように、涙の粒がキラキラと光るさまは雄の劣情を煽りながらも、どこか儚げで。
えっちな格好をさせられて、大事な場所を晒されて、恥ずかしくて情けなくてたまらなくて―――だからこそ最高に気持ちよくて。
そんな自分のどうしようもなさにまた興奮して。そんな駄目な自分を余すことなく暴いてくれる吉良さんに、安心を覚えるのは……果たして何故なのでしょうか。

どちらともなく黙って見つめ合っていたふたりでしたが、不意に吉良さんが上体をぐっと乗り出してきたことで再び空気が動き出しました。
なまえの耳に口元を寄せた吉良さん。熱い吐息を漏らしながら、掠れた声で囁きます。


「……瞳が」
「……ひ、ひとみ……?」
「瞳が期待してる。いつも思うが、なまえ……。本当はいやらしい事が大好きなの、全然隠せてないよ」
「……!!」


伏せていた瞳は大きく見開かれ。
体温が自分でも分かるぐらいにぶわっと上昇して。


―――見透かされた。吉影さんに、自分の浅ましいところを見透かされていた。ずっと。


その時始めてなまえが見せたのは―――ポーズだけではない、純粋な恥じらいの表情。
眉を寄せ、泣きそうな表情になりながらも、言い返す言葉すら一つだって見つけられずにいる可愛いなまえ。
悔しさに唇を噛みしめるさまの、なんていじらしいことか。


「……はぁっ……、なまえ……、なまえ……っ」
「……ッ、よ、しかげ、さ……」


辛抱堪らなくなっていたガチガチちんぽが、いよいよなまえのおまんこに狙いを定めます。
そして、ぬりゅんっ、と音を立てて―――。


「あっ……くぅ!?ふぅっ、んっな、なんれっ焦らす、なんて
「こうして……ぬるぬるを混ぜると……ホラ凄くえっちだよ、なまえ……」


何度も何度も割れ目を往復していくちんぽの切っ先。決して挿れてはくれません。
自分の我慢汁ととろとろの愛液を絡ませ、混ぜ合わせるようにしながら、亀頭の先でなまえのクリトリスをクリクリと擦ります。既に硬く芯を持っている小さなクリトリスに対して、執拗に捏ね回して苛めるさまは、まるでオスちんぽの強さを誇示するかのよう。
なまえはといえば散々期待させられたのに、まだ挿れてもらえず仕舞い。胸が切なく震えては、期待ばかりがはち切れそうでなりません。
そんななまえに意地悪をする吉良さんは、意地悪に笑っています。圧倒的優位な立場から、とびきりいやらしく苛めてあげるのです。

なまえの歪んだ部分がもっと悦んでくれるように。


「小さいクリトリス、こうやってくるくるすると、凄いね……挿れるところが濡れてひくひくして、今か今かとわたしのモノを待っているのがよく見えるなぁ……
「あッ、やぁカタいのでっ、くりくりされたらそんなっ……いっぱいぃっ、くりくりされ、たらぁッひぁッぁんっも、ぉ……私……わたしいぃっ……もう、イッ―――


クリへの快感で一層感じ入ったおまんこはうるむ膣口をくぱくぱと開閉させ、物欲しげに吉良さんのおちんぽを待っているのをどうしたって隠せません。
吉良さんのモノで何度も何度も擦られたクリトリスもどうしたってこれ以上はもう耐えられそうにもないというのに、なんて酷い仕打ちでしょうか。
刺激にいよいよ限界といったまさにその時、吉良さんはクリへの刺激をやめ―――。


「ダメだよ、なまえ。イくならちんぽ挿れられてイきなさい」


間髪入れず思いっきり、待ちに待ちすぎてどうにかなりそうな程焦れていたおまんこに、ちんぽを挿入したのでした。


「〜〜〜〜ッッッんにゃあぁあッ!?!?んッひぁッ、んあはぁぁあァっッイくイくイくッ、ひっ、イッちゃ、ま……ふぁァッッッイッてぅッ、イッ……て、……るゥッイッちゃってるのぉぉッッッ


挿れられると同時に強烈な絶頂がなまえの全身を駆け巡り、弾けるさまはまるで花火のようで。
体内に押し入ってきた雄の性器を締め上げ、びっくんびっくんとうねり、激しい収縮を繰り返して果てるという凄まじくエロいイき方。
そんなところを恥ずかしくも吉良さんの目の前で披露してしまったなまえは恥じ入るどころか、あまりの快楽の余韻に顔を蕩けさせたまま、きゅんきゅんとおまんこをヒクつかせていました。
ひょっとすると、自分がどうなっているのかすらよく分かっていないのかもしれません。
ピクピクと内腿を震わせているなまえの目には完全にハートマークが浮いているかのようです。

まるで天国にいるかのような、そんな気すらする程の強烈な絶頂。茫然自失でくたりと体を弛緩させたなまえに対し、おまんこだけは未だにぎゅっぎゅっと激しくうねって止みません。
その動きはまるで貪欲そのもので、吉良さんの雄ちんぽにしゃぶりついては放す素振りも見せませんでした。


「ぐっ!?これ、はッ……おお……。締まるなぁ……ッ!!なまえっ……がっつきすぎだよ……
「ッ……、……はぁッ、…………ぁっ……ぁ……
「ぅ……ッ吸い付い、てきて……気持ちいい……なまえのおまんこ……ッ。はぁあ……
「……はーっ……はぁ……っ、……はーっ……


まさか挿れただけでここまで強烈な気持ち良さに襲われるとは思ってもみなかった吉良さんもまた、苦しげにはぁはぁと息を吐いていました。
自分のちんぽにこんなにも悦んでくれるなまえのおまんこに感動すらしながら、もっと二人で気持ち良くなるために、ゆっくりと腰を動かし始めます。


「はぁあっ、喜ばせ方なんて気にしなくたって……十分気持ちいいよ、なまえ……っぁあ……最高だ……
「はっ……んんぅっも、その話っ……いいですからぁあっ……
「なんでだいわたしはもっと話したいんだけどねぇ……だって可愛すぎるじゃあないかわたしのためになまえがエッチの勉強をしてたなんて……フフッ
「ぁっぁぅうっ……!!も、もぉッやめてくらさっそういう意地悪ッきらっきらいですよぉっ……
「おやおや……ごめんね?嫌だったかな?わたしは……とっても楽しいんだが


顔を覆ってイヤイヤと首をふるなまえに、吉良さんはますます調子に乗り出します。
このおまんこを、なまえを、もっと屈服させてやりたい。そんな情動が沸々と煮え滾るのを実感していました。
絶えず腰を動かしリズミカルにちんぽを抜き差しすることで、吉良さんはなまえに休む暇を与えません。
それどころか繰り返される抜き差しにますます大きく、隆々と猛ったおちんぽが、イッたばかりのおまんこを更に責め立てています。


「あ……ぁっ!?!?な、なんかわたしっ、わたしぃまたきちゃいそ……でッんぁあぁっなんれっ!?いまイったばっかりなのにぃッ


逃げる腰を押さえつけてしまえば哀れななまえに成す術などなく、出し入れされるおちんちんを受け止めるしか許されていないのです。
性器同士を擦り付けることで生じる、暴力的なまでの快楽。性器への刺激は人間から理性を剥ぎ取り、いとも容易くただの動物へと堕としてしまう魔法。二人は獣のように互いの性器を貪りながら、快感に我を忘れて喘ぎます。
ガクガクと悶え始めた腰を尚も力強く鷲掴みつつ、より一層激しく出し入れを繰り返せば、敏感になったなまえのあそこはいとも容易く二度目の絶頂を迎えてしまうのでした。


「んひぁあぁッイッ……イッてま……ひゅ……ッ、から……ンンぅっも、待っ……
「待てると、思うかい……?ごめんね、なまえ


どちゅんどちゅんどちゅんっ
一層激しさを増した凶悪なちんぽが、なまえの奥へ奥へと突き立てられてしまいました


「イっはひぃいっイきゅの止まらにゃっ!?待ってぇっ、ごめんらさいぃっごめんらさいひいぃッ!??」
「なまえ、今日はちょっぴり苛めすぎてしまったね……、謝罪がわりにきみの大好きなチンポをいっぱいあげるから、どうか許してほしいんだがこれはわたしの気持ちだッ、しっかりおまんこで受け取ってくれッ
「いやぁああごめんなさいごめんにゃしゃひィッしッ、死んじゃううっちんぽやめへぇッ!?!?」
「お詫びザーメンたっぷり受け取るんだぞッ、なまえ……ッ!!出る、出るよっ
「やっ!ばかぁっ、よしかげさんのばかぁっこんなこと、するひとぉ……ッ、きらいに、なっちゃいますからねっぜ、ぜった……ぃッゆるせ、な……ッんひぃっもぉッ、ずぽずぽし、しないれッしちゃだめっ


嫌いになると言いながら、足でガッチリと吉良さんの腰に抱きついているなまえはきっと天邪鬼。甘えたがりで被虐趣味の、どうしようもなくえっちな女の子なのでした

吉良さんだって、そんなのとっくのとうに知り尽くしてしまっています。
なまえが吉良さんの歪んだ部分を受け入れて愛してくれるのと同じように、吉良さんもまた、なまえの歪みも引っくるめて、受け入れ愛してくれています。


「それは……、困る、なッ……!!わたしはこんなにも、なまえのことが……っ、好き、なのに……ッだからこんなにッ、うぅっチンポがガチガチになってしまうんだよッ……仕方がないんだっ
「うぅう……!!しゅ、しゅきだったらぁッ酷いことしないれ……んぁっ、ちゃんと大切にしてくださいよぉお……ッ
「大切にしてる、とも……あぁッ……なまえもう……くぅっ、出る……!!出るぞッ、受け止めろッ
「あっ、ぴゅっぴゅされちゃうっ……吉影さんにせーし出されちゃ……、きゃぅ……ッぁっ……、んぁああ……ぁ〜〜


どぷっ、どびゅっびゅびゅびゅうぅッと、濁流のように噴出した熱の塊が、なまえの子宮を激しく打ち付けてぶちまけられました。
その瞬間の快楽たるや、言葉のしようもありません。
心が甘く溶かされるような。体が宙ぶらりんになって戻れないような。
そんな、言いようのないふわふわが一瞬で全身を駆け巡りました。

なまえは白い喉を反らして、はくはくと酸素を求めるように弱々しく、そして甘く鳴きます。
雌の声で、悦びに鳴くのです。


「ぁ……ふぁっ…ッ、……は、ぁあぁ……ぁ〜っきて、る……
「そんなに……っ、いいのかい……。わたしの精子が……。淫ら、だね、なまえ……あぁ、わたしも……くっまだ出る…っ、止まらないッ出したい……ッ!!ぁあッ……


全てを出し切るような断続的な射精の快感に、吉良さんも頭の中が真っ白に明滅する錯覚に溺れます。
全て出し切るような、雄丸出しの激しい射精。なまえの身も心も余すところなく堕としきって、自分のモノにしてしまおうという本気の射精でした。


「んふぁあぁ……、ぁ〜〜〜…………ッ
「……ッ、はぁくっ……たくさん出してしまったよ……
「ふーっ……ふーっ……
「フフ。お腹いっぱいにされて満足できたかい、なまえ……


吉良さんが例えどんな無体を働こうとも、なまえは吉良さんが大好きであるという事実は変わらず。
そしてそんな大好きな雄に雌として欲情された挙句、どっぷりと中出し射精されてしまうという、雌としてこの上ない幸せと快楽を叩き込まれてしまってはもう……。
ばかになってしまったみたいに惚けているなまえ。その表情はどこまでも蕩けきったメスの顔です。


吉良さんは涙と涎でだらしないことになっているなまえを満足そうに見つめると、ちゅ、ちゅっ、とキスの雨を降らせてやるのでした。






*******






「お詫びにわたしのスマホもいつでも好きに見ていいよ。これで平等だね、なまえ」
「そういうことじゃありませんから〜……!」

吉影さん、やはりどこかズレています。

メス全開モードから解けたなまえは、微妙な気恥ずかしさを必死に隠しながら服にいそいそと袖を通していました。
苦し紛れに吉良さんの胸板をグーでばしばしと叩いても、彼はニコニコするばかり。なまえのちっぽけな講義などどこ吹く風で己のシャツのボタンを留めています。
もういいです。
吉良さんの隣に腰を下ろしたなまえは、彼の体に寄りかかります。あんな事をした後だからか、いつもよりお互い体温が高いように感じられました。

疲れ果てたせいかどこか投げやりななまえも、手持無沙汰だったからかなんとなく言われるがままに吉影さんのスマホを適当に弄りました。
LINEは……誰に対しても当たり障りのない事や社交辞令しか言っていないようです。というかそもそもこういうのが嫌いなのか、ほぼなまえとの連絡にしか使っていないようでした。
検索履歴は……ご飯のレシピだったり、健康についてだったり、デートスポットであったり、そんなものばかり。概ね予想通りといった所です。
「美しい手 写真」という検索履歴には若干のジェラシーを覚えたものの、吉良さんじゃあるまいし何も言うつもりはありません。好きにすればいいのです。
そして最後に何となく、写真のアイコンを開いてみて―――そして、圧倒されました。


「……。……えっ、うわ、……」
「どうしたんだい。何か問題だったかい」
「問題しかありませんね……。まあでも、さすがにもう抗議する気力はありませんが……。それにしたって……」


如何わしい画像が保存してあったとか、猟奇的な画像に溢れていたとかではありません。
そこにあったのは大量の―――。


「……何ですかこれ。私の写真ばっかり……」
「記憶はいずれ曖昧になってしまう。でもわたしはなまえとの思い出をいつだって鮮やかなままにしていたいからね。ちょくちょく撮らせて貰ってるよ」


どこか自慢気な吉影さんを横目に、なまえは目を丸くしたまま人差し指をスライドさせていきます。
しかしいくらスクロールしても、写っているのはなまえ、なまえ、なまえ……。

縁側でぼうっとしているなまえをやや遠くから撮ったものや、本に集中してるなまえを斜め後ろから撮ったもの、無防備に畳の上に寝転がってぐっすりなのも撮られています。恥ずかしいので寝ているのはやめてほしい、となまえは眉間に皺を寄せます。
書き物をしている手元のアップなんかの写真もある辺りは、流石手フェチというところですが、いずれにせよ隠し撮りであるので褒められたものではないでしょう、
たまにお洒落なランチや服なんかの画像が混ざっているのは、恐らくデートの下調べの際に気に入って保存したものだと思われます。


(ひえぇ……全然気が付かなかった……。いつの間にこんなに沢山……)


少々ストーカーちっくというか、執着心が異常で気圧されはするものの、これも吉良さんなりの愛……なのでしょう。きっと。
その証拠に、なまえの手元を覗き込むようにして一緒になまえの写真を見つめている彼の横顔は穏やかそのもの。その瞳には慈愛すら浮かんでいるのですから。
いつの間にやら腰には手が回されています。
なまえは困ってしまいました。

呆れれば良いのか、怒るべきなのか、はたまた恥じらえば良いのか―――。
色々な感情がないまぜになったなまえは、複雑な面持ちです。指先でくるくると前髪を弄んで、吉良さんに何と言おうか測りかねている様子。
それでも結局吉良さんが楽しそうな顔なのを見てしまうと、なんだかもう、怒るに怒れないなまえなのでした。

そうです。なまえは吉良さんにとことん弱いのです。

それはもう惚れた弱みというか、愛してしまった欲目というか……仕方がないものなのでした。
二人は今日もなあなあに、お互いに溺れ合ったまま、甘やかし甘やかされて生きていくのです。

埋め合い、許し合い、依存しあい、甘え合い、愛し合う。
それこそが二人で見つけた幸せな生き方なのですから。


「……そんなに、写真を撮りたいんでしたらまあ……構いませんけども。でも、今度から撮る時は私に声をかけてくださいね。約束ですからね」
「分かったとも。あとせっかくだし、たまには一緒に撮ろうか。そういう写真があっても素敵だろう?」
「はいはい、もう吉影さんが楽しいなら何だってしますよ!」
「……何でもと言うなら、じゃあ……今度『してる』時の写真も撮っていいかい?最中のなまえもとってもカワイイからね。記録として保存したいよ」
「なっ……そ、それは絶対に駄目ですよ!?」
「そうかい。まぁ……冗談だよ、冗談。……フフフ」
「あ、怪しい〜……!」




- fin -






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