盾神短編 | ナノ



「あー、好きなキャラ全員に告白されて困りたい
私のために争わないでって言いたい」

「お前イタイ」

「そして最終的に
皆で仲良く暮らしたい」

「妄想乙」



自分の部屋に戻り
さぁ!妄想しながら絵を描くぞ!って
勢い良く椅子に座れば

そのタイミングに
キョウヤが俺の部屋に入ってきて

はい
俺の妄想エクスタシーモード終了。



「また積みゲー増えてやがるし」

「進めといてーキョーヤちゅわーん」

「…仕方ねぇな」



主にキョウヤは
俺の積みゲー消化に手を尽くす

確かにそれなら
俺は絵を描けると思うだろう?

残念、俺もゲームに
夢中になってしまうのだよ諸君





「ぎゃー!!サーフィンやめてー!!
綱海並みの必殺技繰り出さないでー!!」

「馬鹿、そこでカウンターで…」

「あ…」



キョウヤに注意を受けながらも
ゲームの裏ボスに俺はあっけらかんと
やられてしまう



「これ積みゲーになるわぁああ!!!!」

「下手くそのくそ」

「てめぇ…」

「おらもう一回」

「えー、もう私のライフは0よ!?」

「これからだろが」



またキョウヤに促され
裏ボス戦をやる羽目に

だが次は
コントローラーに俺の手と
キョウヤの手が重なった状態での一戦



「ぎゃぶぉー!!!!」

「おらちゃんと避けろ」

「だって大きいんだもん!!
避けられなかったって!!」

「今俺が避けてあげただろうが」

「あっ、そうだっ…きゃいん!」

「ケアルガしろ、ケアルガ」





俺は無我夢中
キョウヤも集中してたか

コントローラーは2人の手汗で
びしょびしょ

それでもなんとか
裏ボスを倒すことに成功!




「ふははははは!!!!
私は勝ったぞぉおお!!!!」

「殆ど俺のおかげだけどな」

「本当だな!!ありがとう!!」

「おっ…おい!!」



あまりの嬉しさに叫ぶ塑琉奈は
隣にいたキョウヤに抱き付く

キョウヤは慌てて
それを受け止めるが
勢いあまりソファーに2人は倒れた



「むぎゅー!!」

「……っ」



塑琉奈は気にせずに
キョウヤの体を強く抱き締めると

キョウヤは少し戸惑いながらも
塑琉奈の腰に手をまわす



「っ…塑琉奈」

「う?なに?」



呼ばれて顔を上げれば
キョウヤは真剣に塑琉奈を見つめ

塑琉奈はそれに?を浮かべる



「…どうした?」

「……」

「お…っ…」



不思議そうに自分を見つめる塑琉奈

キョウヤそれに構わず
ゆっくりと塑琉奈に顔を近付ける


そしてフッ…と
2人の鼻が交差した瞬間だった




「塑琉奈ー!!キョウヤちゃんー!!
一緒にケーキ食べましょー!!」




バターン!!っと大きく音を立てて
母がドアを開き、2人に声を上げる



「マァジで!!?
食べる!!食べる!!」

「早くしないと
全部食べちゃうからねー!!」

「…………」



それを聞いて
塑琉奈は嬉しそうに
キョウヤから離れてしまう

キョウヤはそれに
ハァっと大きな溜め息をつく



「ほらキョウヤ!!早く来いよ!!」

「……うるせぇ馬鹿死ね」

「…なんで怒ってんの?」

「怒ってねぇ!!」









その後、何故か不機嫌キョウヤと
美味しそうにケーキを食べる
塑琉奈の姿があったとさ








おわり?






塑琉奈「キョウヤ、あーん」
(一欠片差し出し

キョウヤ「……あーん」

塑琉奈「…美味しい?」

キョウヤ「………」コクンッ

塑琉奈「俺もちょーだい」

キョウヤ「ん」(一欠片を口に入れ

塑琉奈「うー、美味しい!」

キョウヤ「……」(何故か見つめてる





母「(全くもう…なんやかんやで
側にアンタが好きな子いるわよー…
気付いてあげなさいよ)」
キョウヤちゃんかわいそ…







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実は溜まってたものw
二人はKHやってるイメージ
管理人も放置してますよはいw


管理人は年下と年上の関係
書くの好きみたいです


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