*モブ(前キャプテン)×佐治(2年)でレイプもの。ちょっとだけ倉佐あり
*ポッキーの日に因んで異物挿入ネタ
*欝小説です。苦手な方はブラウザバックをお願いします




















 
空が完全に暗くなってからどれ程時間が経過したのだろう。
もう外の景色が見えない黒い窓硝子を見つめていると、再び襲ってきた背筋の痺れにくわえた猿轡に歯を立てた。

「おー入った入った」
「次俺なー」

何も纏っていない下半身を押さえつけられ、肉が薄い佐治の双丘が広げられる。
そこに隠されている筈の蕾には茶色いチョコレートがコーティングされた細い棒状の菓子が何本も突き刺さっており、そこを広げた男の手にも同じ物が握られていた。
佐治は首を振り止めてくれと訴えるが、その懇願を笑う様にそれも佐治の中へゆっくりと埋め込まれる。声にならない声が上がり、再び佐治の背筋に痺れが走る。それは菓子の様に甘い痺れだったが佐治からすれば毒の様なものでしかなく、いつになったら終わってくれるのかときつく閉じた瞼から涙を流した。


いつも通りの部活が終わると一、二年は全員帰宅し部室にはいつも通りに三年生部員と二年生の佐治だけが残った。時期部長と言われ周りからは囃し立てられているが、別に来年への引き継ぎや指導などを行っている訳では無い。
高校総体後、先輩に泣きながら訴えかけたが気持ちを踏みにじられ、やけくそに三年生達に殴りかかろうとした佐治は女子との経験もしたことの無い体まで凌辱を受けた。
部室で乱暴に扱われ、ただ三年生の性欲のはけ口にされた佐治は最初こそ苦痛に泣き叫んでいたが、日を空けず繰り返される凌辱にいつしか体は快楽へと支配されていた。
なけなしのプライドに縋り付き言葉だけでもと拒絶を続けていたが、今日行われている行為にすら感じてしまう体に佐治は舌を噛んで死んでしまいたいと思っていた。

『これさァ、何本入るか試してみねェ?』

怯える佐治を後ろ手に縛り上げ、埃だらけの床に転がした後にキャプテンはそう言った。
ユニフォームの下を下着ごと脱がされ、何度も男に汚された蕾には今自分も食べた事がある菓子が大量に詰め込まれている。中の湿気で湿り、最初に入れられた菓子が重量に負け折れ落ちる。もう何本目なのか分からない佐治の体はそれでも悦び、まだ触れられてもいない中心は先走りすら垂らしていた。

「はははっ、まだ入るもんだなー」
「つーかこんなので感じるのかよ」
「佐治くんは本当に変態だなー」

違う。違う。違う。
否定をしたいが叫ばないようにと付けられた猿轡がそれを邪魔する。
本当はこんな物でも、三年生達のものでも悦んで腰を振ったりしたくない。情けない自分に再び涙が零れ、佐治は床に額を擦り付けた。

「んじゃ次俺な」
「入らなかったら全員分ジュース奢りだかんなー」
「佐治くん頑張れよー」

再び手が臀部を掴み、びくりと佐治は体を震わせる。
三年生達が飽きるまでこの遊びは終わらない。恐怖に体を震わせて、いつくるか分からないそれに歯を食いしばって堪える。が、

「あ」

ぽきり。と小さい音がしてほぼ同時に三年生の声があがる。
折れた。と佐治がそれを認識すると周りからゲラゲラ笑い声が上がる。

「あー終了ー」
「ジュースお前の奢りなー」
「おいおいマジかよ!」

失敗した三年生は舌打ちをすると震える佐治の臀部を平手打ちする。痛みに体は更に震えたが、萎えない中心の先端からはまた先走りが溢れた。
フーフーと口で息をするもののこれで終わるだろうと安堵していたのもつかの間、猿轡を外され佐治は俯せの姿勢から仰向けにされる。片足を掴まれ閉じれない状態にされると「やだ」と佐治の口から小さい声が上がる。この体勢がか、それとも別の事だろうか。分からないまま佐治は自分の脚を掴む男、キャプテンを見上げた。冷たい視線に佐治が恐怖し怯えていると、口元だけを歪めてその指を佐治の中に乱暴に突っ込んだ。

「い、やっ!」
「やじゃねェだろ?せっかく片付けてやってんだ。感謝しろよ」

ぐり、といきなり入れられた2本の指を曲げ中にまだ入ったままだった菓子が掻き出されていく。湿り溶け、中で一つの物体になりかけていた菓子は形を崩しながら床に落ちる。掻き出し中をえぐるキャプテンの指はチョコレートで汚れ、「汚ェな」とそれを佐治の頬に擦り付けた。チョコの匂いと鼻にくる臭みが混ざり思わず床に顔を擦りつけ拭おうとする。しかし臭いまでは中々取れず、佐治は顔を歪ませてキャプテンを睨みつけた。その態度が気に食わなかったのか、平手打ちが佐治のもう片方の頬に飛んできた。

「う…」

唇の端が切れ血が滲む。苦痛に顔を歪めたのを確認すると、キャプテンはもう一度指を突き刺し中にまだ残る異物を掻き出していく。
その度に、奥にある小さなしこりをあからさまに突き上げ、押し潰し、佐治の熱を更に高めた。

「ひぅッ、ぃあ…あっあっ」

長い時間中途半端に刺激されていたせいか、急に与えられた強い愛撫に佐治の腰が自然と跳ねる。全ての異物が床に落とされると益々それは激しさを増し、頭が半分朦朧としている佐治の口からあられもない声が上がる。
女よりは低いが、艶がある色欲を含んだ甘い声。部室中に響き渡る声に誰かが唾をごくりと飲み込む。

「や、ゃだ。触んな…さわ、ぁ、ああっ!」
「んな事言って、ここやられると気持ち良さそうに喘ぐじゃねェか」
「い、やだ。ちが」

違うと訴えても指の動きは変わらずそこばかりを責め続け腰を揺らす佐治も声を抑える事が出来ず鳴き続ける。先走りはぼたぼたと垂れ佐治の下腹を濡らし、それに塗れた金色の陰毛はてらてらと部室の光を反射していた。

「っ!やぁッ、や、本当にやだッ!」
「ん?そろそろイクか?」
「ひんっ、ぃ、く。出、る…出るぅ…ッ!」

がくがくと脚が震え、いきたくない。と佐治は首を振る。それに追い打ちをかける様に指を3本に増やすと、脚を掴んでいる手を離しユニフォームを着ている上半身に指を滑らせる。服の中で主張していた二つの胸の飾りを見つけると、指の腹で撫でながら軽く摘んでやる。

「ひ、ぃ!…ッ!!」

今日初めてそこに与えられた刺激に鳥肌が立ち、苦しげに嫌だ嫌だと佐治は叫ぶ。叫びながらも甘い喘ぎは止まらず、キャプテンが強く押し潰す様にしこりをえぐってやれば耐え切れなくなり佐治の先端から白い液体が吐き出された。
きつく閉じた瞼からぼろぼろと涙が溢れ、床に小さな染みを作っていく。埋められていた指が引き抜かれる感触すら背筋を震わせ、自分の情けなさにまた涙を流した。

「ははッ、触ってねェのにイキやがった」

一度も自身を触られずとも絶頂に至ってしまった佐治は疲労と絶望感に視線をさ迷わせる。
天井を見ているのかどうかも分からない瞳にはいつもの輝きは無く、いつ終わるのかという希望すら消えかけていた。

「おい」

最近伸ばし始めた髪を掴まれ、意識を無理矢理引き戻される。痛みに顔を歪ませていると、キャプテンの手は佐治の中心を掴み緩く扱き始める。
再び与えられた快感に佐治の顔は歪む。が、その表情は先程とは違い色欲が強い物になっていた。
自分自身に他人の骨張った指が這い、それを見つめる佐治の瞳は光が無いのは変わらずのまま、与えられる快感に蕩けてしまっていた。

「なあゆきくんよ。どうしてほしい?」
「ぇ…?ぅう、」
「もう止めて欲しいか?それともここに、もっと入れて欲しいか?」

そう言われ第一間接まで中指を埋め、ゆるゆると浅い部分だけを刺激し始める。
言われなくとも、こんな屈辱的な行為は一秒でも早く止めてもらいたかった。しかし佐治は、掴まれた頭の痛みすら痺れていく感覚に体を震わせ続ける。
床にかりかりと爪を立てるが、快感を散らすには程遠い行為だった。
止めて欲しいと佐治は願っている。しかし下腹辺りにくつくつと沸き上がる物足りなさに、再び腰が揺れそうになってしまう。
辛そうに声を上げてみてもそれは変わらず、寧ろ自分の声の甘さに更に性感は増していく。

菓子や指なんかでは物足りない。
望んではいけないものが、佐治の中で大きくなっていく。
嫌だ。嫌だ。それだけは嫌だ。
嫌なのに。

「なぁ」

ぐりぐりと先端をくすぐるようにこね回すキャプテンに佐治はまた高い声を上げる。涙は止まらず、腕を縛られているせいで鼻水や垂れた涎も拭う事が出来ない。ぐずぐずに汚れた顔を見ながらキャプテンは顔を笑顔に歪めると、ゆっくりと中指を引き抜き、ひくひくと疼く蕾の皺だけをゆっくりなぞる。

「あ、やぁ…」
「何だよ」
「抜かな…で…」
「あ?」

睨みつけるキャプテンに今度は睨み返す事は出来ず、佐治は唇をきつく噛み締めると、口の中に血の味を感じながら小さく口を開いた。

「…て、ください…」
「何だよ。はっきり言えよ」
「…っ入れ、て…下さい…!俺のな、中、に…」

しがみついていたプライドが崩壊し、佐治は嗚咽を零す。言ってしまえば後はもう何もかも耐え切れない。プライドを捨てれば楽になるかと思ったが、痛い位の胸の痛みが佐治に襲い掛かってきた。

「お願いします…俺に、先輩の入れて…ぐちゃぐちゃにしてくださ…ぎもちよく…してください…」

言葉を一つ発する毎に傷口は深くなっていく。快楽とは違う涙が、佐治の頬を伝っていく。
悲しくて悲しくて。それを考える事すら今の佐治には不可能だった。

「ははっ。じゃあお望み通りにしてやるよ」
「ひっ…」

そう言うとキャプテンは制服のズボンを下ろし、下着の中から自らを取り出すと佐治の精液を擦りつける。両脚を掴み大きく秘部を開かれてしまった佐治は、怯えと期待が入り混じった瞳で蕾に当てられたキャプテンのものをじっと見つめた。

「っぃ、あ、あ…!」

先端がゆっくりと埋められていき、がくがくと佐治の足が震える。待ち望んでいた圧迫感に体は悦ぶが、頭の中のどこかから叫び声が聞こえてきたのを佐治は確かに聞いた。
何度も受け入れたそこは痛みは無く、すぐに甘い痺れが体中を支配する。先端が完全に入るとキャプテンは一気に自身を埋め込み、佐治は再び叫び声を耳にした。

「本当にお前そういうの好きだよなー」
「男相手なのによ」
「いいんだよ面白ェから。大体お前らが言えるかよ」

そんな声が部室に響く中、佐治は鳴きながら黒い窓を見つめる。
切り取ったかのように黒で塗り潰されてしまった窓。こちらの方向には、まだ電灯が点いた校舎がある筈なのに、ここまで暗くなってしまうものなのだろうか。

「あ、あぅッ!だ、やぁ、ああっ!」

その思考すら潰され、佐治は与えられる快感に更に浸る為、目を閉じて床を掻いていた両手を強く握りしめた。
遠くから聞こえる叫び声が自分の声だと佐治が気が付く事は、最後までなかった。



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