とうとう明日に迫った社員旅行!!
準備は万端!!UNOもちゃんと入れたし、バス旅行で暇を持て余すだろうから小説も入れておいた。
明日が楽しみだな〜!


「ギルー!明日の用意できた?」

「あ…」

「貴様…まさかやっていないとか言わないだろうな…?」

「いや!!やってねーわけじゃないけど!!まだ終わってないと言うか…」

「さっさとやってこいアホぉおお!!!」


ああもうなんでうちの子はいつもギリギリにならないと用意できないのかしら!!
って、これじゃあほんとの母親ないか私!!
なんだか末期だなぁ…


「ちゃんと替えのパンツも入れておくんだよー。歯ブラシとかは要らないからね。ちゃんと携帯も充電しておくんだよーギル迷子になりかねないし、連絡とれないと大変だから」

「ったく、いちいちうるせーな。お前は母親か」

「うん。なんか最近板についてきたんだよね」

「うっわー…こんなのが母親だったら子供はグレるぜ」

「そんな事ないって。私子供には優しいんだからね」

「どうだか…ただの年下好きだろーが。ロリk「私を本田さんみたいに幼女にハァハァやってる人と同じにしないでくれる?また吊るすぞ」イエッサァアア!!!」

「さっさと準備してこい」


青ざめた顔で敬礼をしたギルは、私の用意した旅行用鞄に荷物を詰めていく。
ん…?んんんん!?
ちょ、何入れてんのあいつ…


「何入れてんですかギルベルトさん…?」

「何って…ゲームだろ」

「いや、それソフト何個入れてんの。そんなに持っていかなくてもいいでしょ」

「どーせ暇だろうしいいだろ」

「ポケモンのソフト一個あれば充分じゃん」

「俺にずっとポケモンやれっつーのか!?せめて逆転裁判も無いとダメだぜ」

「どっちでもいいっつーの。でも暇つぶしにゲームってのは悪くないなぁ…。何か私にもできそうなのない?格ゲーか横スロールぐらいしかできないけど」

「格ゲーあんぜ。通信やっか?」

「通信?ギルと戦えるの?」

「お前やった事ねーのかよ。本田の分のゲーム機ここにあるから持って行って通信するか?」

「本田さんのでしょ?いいの?」

「お前が使うんだったら文句言わねーだろ、本田は…」

「そうかなー。一応後でメール送って聞いてみておくね」

「おぉー」


うん、なんだかますます明日が楽しみになってきた。
明日は8時に会社に集合だからいつもより早く行かないとね。
貸切バスだから道中皆騒いでそうだなー…去年も色々と大変だったし。
まぁ年に一度の行事だしめいいっぱい楽しめばいいか!
よーし今夜は早く寝て明日に備えよーう!!!


「ギルー!明日は早いんだし今日は早く寝ようね!でもわくわくして眠れなかったらどうしよう…」

「お前は遠足の前の日の小学生か!?」

「だって楽しみじゃん。ギルとどこかに遠出するなんて初めての事だしね!それが一番嬉しいんですよ〜」

「なっ…!!」

「だから今日はテレビは見ないでさっさと寝るよ!!明日は6時起きだからねー」

「6時って…早すぎだろ」

「いいのいいの。さーて私ももう一回荷物のチェックしてこよーっと」


一泊二日の京都旅行!!
楽しみすぎてテンション上がっちゃうな〜!!
明日は良いお天気でありますようにと星空に願って、荷物の最終チェックをすませた。
あぁ、明日が待ち遠しい!!







「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -