1.働いたら負けとか思ってない


「アーサーさんアーサーさん。聞いてくださいよ〜。この間ね、表でパンツ干してたら変なオッサンが近づいてきて”そのパンツちょうだい”って言ってきたんですね。だけどそれアーサーさんのパンツだったんですよ。だからこれだけは守ってやろうとアーサーさんのパンツを握り絞めて”これでもくれてやらぁああああ!!!”って私のパンツを投げつけてやりましたよ。どうっすか、すごいでしょ?」

「いや凄くねーよ!!色々間違ってるとこ気付け。っていうかなんでお前が俺のパンツ持ってんだ!!」

「だってこれみよがしに外に干してあるから…!!」

「俺のパンツ盗んだのお前かぁあああ!!!」


はぁいグッドモーニン。
今日もイギリス国内は雨、雨、雨。
だけど傘をささないだって俺は英国紳士紳士なアーサーさんは帰るなりびしょ濡れで、ジャケットとネクタイをソファーの上に放り投げてキッチンに向かっていった。
シャツの第一ボタンを外すアーサーさんの姿はうやっぱりエロ…じゃなくて、セクシーだよね!!


「そもそもなんでお前家の前に居たんだよ」

「そろそろアーサーさん帰ってくるかなぁと思いまして」

「しかも傘さしてねーし」

「アーサーさんとお揃いがいいなぁなんて」

「馬鹿だろ」

「馬鹿じゃないです。眉毛馬鹿です」

「喧嘩売ってんだろお前…」

「やだなぁ、純粋にアーサーさんを愛してるだけじゃないですか!!そんな事言うなんて酷い!!」

「人のパンツ盗むような奴に酷いなんて言葉言われるとは思わなかったぜ!!」

「あ、今から一緒にカラオケ行きません?アーサーさんの為にラブソング100続けて歌いますから。一人100曲マラソンですから」

「しねーよ!!お前俺がカラオケ嫌いなの知ってて言ってんだろ!?」

「だって暇なんですもん。ひーまー」

「働け!!」

「働かなくても親がお金出してくれるしぃ〜?」

「…こんなアホな若者が居るのも俺のせいか…?そりゃあ失業率も大変な事になってるけどそれなりには…。はぁ…」

「まぁそう気を落とさないでくださいよ、イギリスさん」

「しばくぞこのすねかじりニート女…!!」


いやぁ、働いたら負けとか思ってませんよ?だけど働くのって疲れるじゃないですか〜。それにうちの親も何も言わないし?
外でふらふらされるよりお金を与えて買い物でもさせておいた方が親も気が楽みたいなんですよね〜。だけど親のお金で遊び呆けるのもアレじゃないですか。だからこうやってご近所のアーサーさんの家に遊びに来ちゃったりしてるわけなんですよ。お金からないし経済的イエーイ!!だからこんな世の中になってしまったのはアーサーさんのせいじゃないんですってば。いや、そりゃあアーサーさんは我が祖国ですよ?だからって全てアーサーさんが悪いなんて誰も言いませんってば。ん、待てよ?国家がしっかりしていればこんな事にはならなかったのかなぁ…。もしかしたらもっと優雅な日常生活が遅れていたのかもしれないし。ちょっとアーサーさん、もう少ししっかりしてくれまs「出て行けぇええええ!!!!」




アーサーさんとニート



(いーやーでーすぅううう!!出て行きませんからね!!もうここのメイドになってやるぅうう!!)
(とか言って一ヶ月前に俺のお気に入りのティーセット全部破壊したのどこのどいつだよーっ!!)
(私そんなの知りませんよ〜!!)
(お前だよ馬鹿ぁああ!!)




≡≡≡≡≡≡≡


はい、久しぶりに頭空っぽで何も考えないまま書いたらこんなものになってしまいました。
いや、もう自己満足自己満足。
アーサーが可愛ければそれでいいじゃないか。

2009.8.1 

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