豪炎寺はかっこいい。男の俺から見て文句なしにかっこいい。それに顔だって所謂イケメンとかいうやつだし、頭もいい。羨ましさよりも憧れだ。
「俺は円堂が羨ましいよ」
なのに豪炎寺ときたらそんなことをいう。俺なんかただのサッカーバカなのに。取り柄なんて明るいとか元気とかそんなのしかないぞ?
そういうと豪炎寺は小さく笑うと。そんなことはないって言いながら俺の頭を撫でた。
「円堂自身が気付いていないだけで、お前のいいところはもっと別にある」
なんのことかさっぱりだ。けどそれ以上は教えてくれず、ただ微笑むだけ。
やっぱり俺は豪炎寺が羨ましく、そして憧れの存在だと思う。





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