「なぁ、鬼道ー」
「なんだ」
「どうやったら胸って小さくなると思う?」
「……………………………は?」
「ほら、オレ無駄にデカイだろ?サッカーするのに邪魔で邪魔で」
「………円堂」
「なんだ?」
「た、のむからそういう話はしないでくれ」
「なんで」
「なん!なんでって…お前俺の性別わかっているのか?」
「男だろ?」
「お前は?」
「女だな」
「……」
「……で?」
「男に。しかも小学生ならまだしも中学生男子に相談することではないと思うんだが」
「えー?でも鬼道って何か相談事があるなら聞くぞって前に言ってただろ?」
「そうだが。そうなんだが…!」
「ならいいじゃないか」
「いやいやいやよくはない!」
「えー…気にするようなもんじゃないって。下ネタとかじゃないんだから」
「ある意味下ネタだ!」
「鬼道がヨコシマ?な気持ちでいるからそう聞こえるんだって」
「何故疑問系なんだ。その時点で意味わかってないだろうこの馬鹿!兎に角異性にする話じゃないっ!」
「なんだよケチ…怒ることないだろ」
「お前な…!大体気になる異性にそんな話されて平然としていられるかっ!」
「え!?」
「え!」
「……………」
「……………」
「……………」
「もうすぐ部活だな。先に行ってる」
「いやいやいや、それだけ?寧ろ何その返し」
「知らん。大体情緒もない常識はずれなど知らん!」
「怒ることないだろってば!あっ!おい待てって!」




平常心を心がけましょう。





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