ぐじゅぐじゅという水音だけが部屋に響く。ああ、これは何度目?もう俺の腹は白濁した液体でいっぱいで中に収まり切らないんじゃないんだろうか。やだな。ちゃんと掻き出さないと明日が辛い。お腹壊すし痛いしで最悪だ。いや違う。もう最悪なのかも。だってこの調子じゃ足腰立たなくて明日一日ベッドの上は確定。嫌だなぁサッカー出来ないなんて。俺しんじゃうよ。
「は、考え事かよ…っ」
「ンああっ!や、やだぁっ」
もう俺の息子からは液体なんて出ないのに。それくらい出したのに。それでも硬度が衰えることはない。それもこれも俺の中で好き勝手暴れる南雲の所為だ。南雲は俺が考え事してたのが気に入らないのか、さっきから弱いとこばかり突いてくる。どうしよう。もう疲れたのに。眠たいのに。気持ちよくてどうにかなりそう。解放してほしいのにしてほしくないような。俺ってインランってやつなのかな。知らなかった。いらぬ新発見だよちくしょう。
「いい声で鳴くよな、ホントっ!こっち向け」
南雲は俺の顎を掴んで向けさせるという優しさの欠片もないやり方でキスをした。俺はそんなキスだけでどうにかなってしまいそうな気分になった。南雲のキスにまだ、いいかなって思ってしまうのだ。
さっきも言ったけど、俺は疲れてるし眠たい。サッカーしたいからあんまりこの行為は好きじゃない。でも、南雲が。いや、南雲のキスは優しいから。安心するから。それに汗ばみながら切羽詰まった表情をする南雲が好きだから。つい、キス一つで許してしまう。きっと南雲はそれを知ってて敢えてしているのだろう。ああもう、くやしいけどしょうがない。俺は首に腕を回してより密着させるとキスをもっととねだった。









(きっとこれがホレタヨワミってやつ)

















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