14 「んだよこの猫」 「あっぶねぇな」 な、 「、おい。お前小学生じゃん、ここは中学校だぞー?」 「アハハッ、間違えて入ってくるとかどんだけだよ!」 2人の中学生男子が制服姿でコンビニの袋を片手にタバコを吸ってた。 ネクタイ無しの男子生徒はしゃがんで。 ネクタイしている方は立っていた。 コイツ… 今何したの? ゆっくり、吹っ飛んだ方に足を運ばせる。 何か男子生徒達がわたしに話しかけて笑っているようだけどそんなのもの今はどうでもいいものすごくだまっていて欲しい。タバコのにおいがうざったい。 小さな体を丸めて震えている、子猫-みぃ-。 けられた部分が少し汚れていてきっと子猫の弱い骨では数本折れたにちがいない。 わたしはその子の前でしゃがんで、小さな頭を優しく撫でてあげようとして右手を伸ばした。 「ニ゛ャッ!!」 『、ッ!』 とっさに手を引っ込めてみぃを見ればキツい目つきでにらまれた。 わたしの右手のこうに数本赤い筋が入っている。 (引っかかれたんだ) (そう、だよね。当然だよね) 「君達見つけたよ。かみ殺してあげる、と言いたいけど。どうするの優」 『……』 雲雀はすぐ後ろにいた。 みぃがけられた後に来たとしても、大体の状況ははあくしてるハズ。 どうするって、 そんなの決まってるよね。 立ち上がってわたしは雲雀と色ちがいのトンファーを取り出して、筒の長さを伸ばした。(肘より少し長いくらいに) わたしの大切なみぃに大ケガ負わせたのは、絶対にゆるさない。 『わたしはネクタイしてるヤツを、 きざみ殺すから。ふふ』 ―誰であろうと絶対にゆるしはしない。 |