追跡してみようか
昨日、リリーに似合いそうな着物をおば様と一緒に注文してマグルのやり方で送った。勿論教わった着方をイラストと文で分かり易く書いた私の説明書付き! リリー喜んでくれるかなぁ。
『ハァイ、恭弥。あれ?変わった服着てるのね?あ!、学校に行くの?』
「夏休み、昨日で終わりだからね。そういう君は学校…、ああ外国だったね。じゃ行ってくる」
『(もぐもぐ)ひってらっはーい!』
日本食というよりおば様手作りうまあっ!特にふわっふわな卵焼き!
ふと、日本の学校がどんなのか気になった。恭弥が出てってからそう時間は経ってないから今なら間に合う…。
『おば様ご馳走様!ちょっと散歩してきます!』
*
案の定、見つかった恭弥の後を付けていたら学校(らしき場所)にたどり着いた。私が通っている学校よりなんてちっさいんだろうか!! ポカーンと口を開けていたら校門の前で恭弥が目を鋭くさせて私をとらえていた。
因みに私は魔法を使わずについてきたわけだけど、気づかれずに来たつもりだ。
『(なんでバレたんだろうなんでバレたry)』
「家で大人しく待てないの?」
知らない土地で大人しく待てるわけないじゃない! 楽しまなくちゃ!
マグル=非魔法族。魔法を使わない人。
魔法界では"梟便"という、梟を使って配達してもらいます。
リリー=智子の親友。同じ寮で同い年。赤いロングヘアー。
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