WB | ナノ

※お化け苦手バネさん設定
※Wiiの某ホラゲを黒羽くんにやらせようとする白石くん





黒「…なぁ、やんなきゃダメか…?

白「おん。

俺の目の前にあるのは、巷で噂のホラーゲーム
かなり怖いと有名らしい…

白「やるまで、千葉に帰さへんで?

こんなことまで言って無理やりやらせようとする。
平気ならとっくにやっているが、平気じゃないからやりたくない

正直、俺はお化けが苦手だ。
それにこういうゲームに出てくるお化けはすっげぇリアルだし

黒「…やりたくない

白「まぁそう言わずに。1人でやれって言ってるわけやないんやし。な?

因みに、蔵は俺がこういうのを苦手なのを知っててやらせようとしている。
なんでも、怖がってる俺が見たいらしい。
そんなん見て何が楽しいのか…

白「…こうなったら、強行手段や!

黒「はっ!?

そう言うと蔵は無理やり俺にコントローラーを握らせ、ゲーム機の電源をつけた
…腹括れってことかよ…

黒「…分かったよ…やりゃいいんだろ、やりゃぁ…。

白「やった!

蔵はとても嬉しそうにガッツポーズをした。まぁ、1人きりでやるわけじゃないし大丈夫だろ…多分。


ゲームを始めて数分後…


黒「もうだめ、やりたくねぇ!

白「えー、まだ始めたばっかりやんか。お化けも出てきてへんし。

黒「んー…、じゃあ、今度の祭りのときに焼きもろこし奢ってくれるんなら、やっても…いいけど…

白「ええで。交渉成立やな


あれから数時間後…


黒「…やっと終わった

白「お疲れさん

どうにかクリアすることが出来た、
ゲームやってるときは霊とか出る度に、叫んだり、蔵に抱きついたりしちゃたし…
今思い返したら、すげぇ恥ずかしい

黒「だいたい、蔵があんなこと言わなきゃ、こんなに疲れなかったっての

白「はは、それはすまんかったな
でも、俺は春風の可愛い顔や声とか聞けて、寧ろ疲れがぶっ飛んだわ

黒「…そりゃ、良かったな…

蔵はとても嬉しそうに話してくる
俺はとても疲れたっていうのに、なんとも複雑な心境だ

黒「…で、ちゃんと焼きもろこし奢ってくれるんだろうな…?

白「え?

蔵は素っ頓狂な声をあげた
「そんなこと今始めて聞いたけど」って顔してるし…

黒「え?って…そういう約束でやってただろ…?

白「あ、ああ…そうやったっけ…?

おい、マジかよ…
蔵は得してるけど、俺は恥ずかしいとか見られた上に焼きもろこしも奢って貰えないなんて…損なことばかりだ

白「じゃあ、焼きもろこしやなくて、キスでええか?

黒「そういう問題じゃねぇ!////


そのあと、焼きもろこしじゃなく、たくさんキスをしてもらったのは言うまでもない。