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▼ Time flies

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とっても笑顔が眩しくてちょっとおバカだけどいつもみんなの中心にいる人気者。
そんなエースはもちろん女の子にすごくモテる。

大学に入るとバイト先の先輩たちがいるとかいう白ひげってサークルに入ったエースは飲み会だの、イベントだのと大学生活をそれはもう楽しんでいた。
それでも最初の頃は頻繁に会っていたし、夜中に突然「会いたくなった。」と部屋に来ることもあった。

エースはどんどん変わっていった。
一番はルフィ君。今は遠くにいるけどエースの中で一番なのは変わらない。
二番目はわたしじゃなくなった。

友達、飲み会。
合コンにだって行っているし、女の人の噂だって耳に入る。

エースはかっこいいし、そのサークルは大かがりなイベントをすることで有名だから、芸大なんてちょっと世間と隔離しちゃってるような大学のこれまた隔離された感じの学科で好きな絵ばっかり描いてる私にさえ噂が届く。

なんかすごいお化粧をした人たちの間では、エースと一緒に遊べるのはステータスのようになっている、らしい。
わけがわからないけど、そういうことらしい。

「はぁ」

気分転換をしようと街に出て、ふらふらと買い物のような放浪のようなことをしてみたけれど。

「やっぱつまんないや」

エースがいないと楽しくない。

「明日、誕生日なんだけどな…」

覚えてくれてるかな?なんて言ってみたら「それは付き合ってるとは言わない。」って友達にまた呆れられた。



昔々、とある魔女は云いました。
−棘が刺さったこの姫は、100年の眠りにつくだろう。−

待ったって、きっと王子は来てくれない。



Time flies.
光陰矢の如し

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