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二人は付き合いはじめた。
アンもはじめて、ルフィもはじめて。なんて初々しいカップルだ。

「ル、ルフィ君と手、繋いだ」
(肉んとこ早く行きたかっただけだって)

「ル、ルフィ君が頭ポンポンしてくれたっ」
(それ、俺がいつもルフィにしてやってるやつだ。あいつは力の加減知らねぇから痛ぇだろ)

俺だったら・・ってダメだな。レンアイのレの字も分からねぇルフィだ。や、ルフィは最高だけどな。どうせすぐに別れるとたかを括っていたがルフィは本気らしい。予想外だ。

あのルフィが肉を分けてやっていた。
バイト先まで迎えにきた時は心底驚いた。落ち着きのないルフィが##NAME1##を待っていた。
他の男としゃべってたら拗ねたり怒ったりする。
見つめ合って、嬉しそうに笑って、ぎゅっと抱きしめたりする。
あの、ルフィが。

俺の大切な弟はすごく幸せそうで、俺の好きな女もすごく幸せそうだ。
なんだ、すげぇ幸せじゃねぇか。

「「エース!!」」

最近ますます似てきた二人の笑顔に、俺は優しく手を降った。


【さよなら恋心、こんにちは幸せ3】






だってお兄ちゃんだもん。



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