「ハーマイオニー髪の毛がぼさぼさじゃない!」
「そうかしら?気にした事ないわ」
「気にするべきよ!あなた女の子でしょ?ハグリッドみたいにぼさぼさよ?」
「ハグリッドですって?まさか」
「もっとちゃんと手入れをするべきよ。ねぇハーマイオニー、クシと鏡って知ってる?」
「失礼ね!」
「髪の毛といてあげる」
「…あなたってばクシを持ち歩いてるの?」
「普通だわ。ひどい絡まり様よ…あなた朝起きて髪の毛とかないの?」
「バカにしないでちょうだい。さすがにそれはないわ」
「ハーマイオニー、今度一緒にホグズミートへ整髪料を買いに行きましょう。」
「週末は魔法薬学の予習をしようと思ってたの。スネイプだからね」
「…あなたバカ?」
「あなたに言われたら終わりね」
「あなた女の子じゃなかったの?知らなかったわ」
「さっきから失礼な人ね!ハグリッドみたいって言ったりバカにしたり!どこからどうみても女の子でしょ!」
「このぼさぼさ頭を改善してからそんな事は言うべきね。一年生の時なんか鳥の巣みたいだったわ…卵はかえったの?」
「あなた私をなんだと思ってるの?」
「ハーマイオニー・グレンジャー」
「正解」
「じゃあ週末あけておいてね」
「はいはい」
「あ、ハグリッドって私が言ったわけじゃないわよ。ロンが言っていたわ」
「え?」
「ハリーと話してたの。ハーマイオニーの髪の毛まるでハグリッドだって。私が言い出したわけじゃないわ」
「ロンが…?」
「うん」
「……」
「ホグズミート行くわよね?」
「…ま、まぁ、たまにはいいわね」
「ふふん」
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