お久しぶりです。理由はないけどあなたに手紙を書きます。
あなたはずっとリリーばかり追いかけていましたね。入学した日からずっと。
何年か前、リリーからきた手紙に写真が添えられていました。ハリーとあなたとリリー。幸せそうでしたね。その写真の赤ん坊のハリーは可愛く、目が綺麗な緑だったのが印象的でした。その写真は私の宝物の1つでもあります。
そういえばハリーをこの前見かけました。とても大きくなっていましたよ。私達が入学した日を思い出します。あなたにそっくりです。
どうして見かけたのかというと、マグルの街になんとなく行ってみたんです。なんとなくなんて嘘ですが。そしたら偶然…まぁ偶然ではないんですが、お出掛け中のダーズリー家を発見してハリーを見かけました。
さっきも言いましたが、ほんと、顔はあなたそっくりです。それでいて目はリリーです。ハリーを見るとあなたを思い出します。セブルスがいやぁな顔をするのが簡単に想像つきますよ。
入学が楽しみです。
さて、あなた達が死んでそろそろ10年です。
私はホグワーツで大好きな数占いの教授として上手くやってます。生徒は3年生からしかいないし、がきんちょが居ないので穏やかです。あ、でもやっぱり反抗期思春期真っ只中な生徒達にちょっと手こずりますね。完璧に私はナメられてます。
だけど私を頼っていろいろ相談をしに来る女子生徒達は可愛いです。
なんだか昔を思い出します。
思い出してばかりですね。
セブルスとはとっても長い付き合いですが、ユニークですよ。彼。
昔を思い出しますと言いましたね。セブルスやダンブルドア校長とたまに昔話をします。そのたびに切なく、悲しくなります。
あなた達は死に、シリウスはアズカバン。ピーターも死んでリーマスは人狼で就職先がなく隠れるように生活しています。
あなた達が生きていたら、名前を言ってはいけないあの人が居なかったら、私達どうなっていたのかな。なんてよく考えます。悲しくなります。考えても無駄だとはわかっています。セブルスにもよく怒られます。もう30にもなるのに昔を思い出して泣く私をみてセブルスは笑います。ひどいと思いますよねぇ。
まぁ、本音を言えばあなた達に会いたいです。
あなた達と7年間一緒に過ごしたホグワーツに私は今1人です。いや、セブルスは居ますが…まぁ置いといて。
私は1人です。
そういえば悪戯好きの双子が居ます。あなたとシリウスのようです。まぁ、あなたとシリウスにはおよびませんがね。双子はイジメなんてしませんし。
懐かしいです。
会いたいです。
だけど、会えませんね。
悲しいですね。
過去を忘れたいのに、私には、無理のようです。息が詰まります。涙が溢れます。
だけど過去を忘れる事が前に進む方法じゃないんですよね。現に私はちゃんと前を向いてとりあえずしっかり立っています。セブルスもですよ。すにべりぃなんかじゃありませんよ。


相変わらず頭の悪い文ですいませんね。あなたは昔から私の書くレポートや手紙をバカにしていましたね。忘れませんよ。


今度お墓に行ってあげます。
ずっとあなたが大好きです。










I would be very happy to hear from you.
















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