ドンッ

あ、うぜぇ。



「…なにドラコ」
「あぁ居たのか。小さくて見えなかったよ。悪いねぇぶつかってしまって」


私を見下ろしながらニヤニヤ笑うドラコ・マルフォイ。最高にうぜぇ。


「小さくない。ドラコがでかすぎるだけだよ」
「よく言うよ。君は1年生くらいしか身長はないんじゃないのかい?おっと1年生に失礼だったかな?」


うぜぇ。


ていうか私はそんなに小さくない。158cmもあるんだ。まだまだ成長途中だし。うん。いける。私は小さくない。ていうか標準だろ。


そう、ドラコがでかいだけ。
180くらい?もっと?
うざいし悔しいからよく知らない。

ていうか日本人とイギリス人だ。仕方ない。そうだ仕方ない。人種が違うんだ。性別も違うしね。



「レイブンクローの一個上の女子は東洋人だけどナマエ程小さくはないよね」
「あなたの世界は身長で回ってるんですかね?」
「そんなわけないだろバカかお前は」


!!
なんて奴だドラコ・マルフォイ!!いきなり人をバカ呼ばわりとは!

「な、ななななんなの!ていうかなんで私につっかかるの?そんなに私が嫌いなの?!」


ねぇ!とドラコに詰め寄る。
予想外の私の反抗にドラコはたじろいだがすぐに嫌な笑みを浮かべた。


「わかってないな君は。やっぱりオツムも小さいようだね」
「おまえ…!」


ドラコはわざとらしくため息をついた後、嬉しそうにニヤニヤ笑いながらその場を離れて行った。

意味わかんない。
頭とオツムを小さいとバカにした後嬉しそうに去って行った。


「…意味わかんないんだけど」


頭の中は疑問符だらけ。足りないらしいオツムで考えても何もわからない。私には到底理解出来ないようだ。
まぁオツムも身長も平均並みだけどね。




1580mm
















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