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 直広は新崎達に背中を向けた状態だったため、具体的に何を入れられたかは分からなかった。痛みはないものの、アナルへ何かを押し込まれ、腸が温かくなる感覚に鼻水をすすった。ペニスの勃起は維持されたままで、精を吐き出せない苦しみに目を閉じて耐える。
「客とやる前はシャワーを使って自分できれいにしろ」
 新崎はそう言うと、アナルへ入っていたノズルを引き抜いた。足の間に液体が流れていく。三分ほどして、腹痛が起きた。直広は振り返ろうと体を動かすが、男が肩を押さえた。
「ぎりぎりまで我慢しろ」
 新崎に言われて、直広は歯を食い縛った。生ぬるい液体がどんどん足の間を流れていく。
「もっと締めろ」
 どこに力を入れたらいいのか分からず、直広は泣きながら、我慢できないことを伝えた。油断すれば、すぐにでもすべて出してしまう。その状態でも勃起は続いていた。自分の体ではないみたいに、下半身が熱くなる。男が直広の体を抱え、シャワールームの隣へ設置されたトイレへ座らせた。衝撃で腹が鳴り、アナルから液体が放出される。
 涙が止まらない。男達にくさいと言われ、直広は便座から立ち上がることができなかった。新崎が容赦なく、バスタブの中へ直広を入れる。彼はシャワーからぬるま湯を出し、直広のアナルへ入れた。ほんの少し入れた後、「そこで力んで出せ」と指示される。できない、と首を横に振ると、勃起しているペニスを握られた。
「ああっ、ひ、い、や」
 破裂するような音とともに、アナルの中へ入ったぬるま湯が出ていく。新崎はまたシャワーからぬるま湯を出した。最後にまともな食事をしたのは、健史が帰ってくる前日の昼だ。アナルから出るぬるま湯が透明になり、新崎は男達に命じて、直広の体を台の上へ移動させた。
 四つ這いになれ、と言われても、直広はすでに指先一本すら動かせなかった。男達が直広の体をうつ伏せ、尻を突き出す格好で固定していく。新崎は指ほどの太さの張り型へ潤滑ゼリーを垂らした。
「深呼吸しろ」
 直広は泣き続けたせいで、浅い呼吸しかできなかった。新崎は遠慮なく、アナルへ張り型を押し進める。
「い、いた、や、い、やだ、たす、け」
 涙は枯れることなく流れていく。小さいとはいえ、普段は排出する場所へ物を入れられて、痛くないわけがなかった。新崎は緩急をつけながら、その張り型を動かしていく。いつの間にか、なえてしまったペニスからコックリングが外された。直広は下半身にくすぶっている熱を持てあます。
 新崎の動かしている張り型が、その熱をまた上昇させていく。直広は早く終わることだけを願っていたが、その動きに合わせて、自然と腰が動き始める。最初にあった痛みは消えていた。
「う、ア……ああっ」
 新崎がある場所を重点的に責め始めた。拳を握り、歯を食い縛っても、その場所を突かれると声が漏れる。男の手が直広のペニスをしごいた。ペニスへの刺激はアナルよりも直接感じられる。
「っあ、アア……」
 いく、と言おうとしたら、コックリングをはめられた。直広がすすり泣いても、ペニスは勃起した状態で、先走りを流すだけだ。
「おい」
 新崎が男達へ声をかけ、彼らの中の一人がペニスだけを取り出して、自らの手でしごき始めた。ある程度、勃起したら、直広の顔へ性器を近づける。顔をそらすと、男が顎をつかみ、口を開かせた。口内へ男のペニスが入ってくると同時に、アナルを拡張していた張り型のサイズも大きくなる。
「もっと舌を使って、先端はおまえの口の中にあるチンコに当たるくらい入れて」
 男はそう言い、直広の後頭部を押さえ、ペニスで喉奥を突き始めた。苦しくて、呼吸ができなくなる。くちびるの端から唾液と男の精液が垂れた。
「次からは飲め」
 男が終わると、別の男がペニスを目の前に突き出す。直広は喉の奥にある精液を吐き出すようにせき込んだ。

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