シングルベッド


※恋人設定
※同棲するために色々買い物に来ています


「食器棚見たし、リビングに置くテーブルとソファも買ったやろ…。後は何や…?
 蔵?あと何買わなあかん?」

「寝室に置くベッドがまだやな。これ見にいこか」

「お前、テンピュールとか色々こだわりそうやもんなぁ…。まぁ任せるわ」

「当たり前やろ!そこは譲られへんで!!」

***

ベッド売り場で物色中

「やっぱりベッドのサイズはクイーンサイズかなぁ。ダブルでもええけど男2人のこと考えたらやっぱり大きい方がええよな…。
 あとはやっぱり、マットはテンピュールやな…。
 なぁ、謙也。ベッドはクィーンサイズでええ?…って、おらへん。どこ行ったんや、あいつ……」



「謙也、こんなところにおったんか!探したで!!
 …って何シングルベッドなんか見てるん?シングル2台とか俺絶対反対やで!!
 謙也と一緒のベッドで眠るの夢やってんから」

「ちょっ…大きい声で言うな!!ベッドどうするか決めたんか?」

「あぁ。クィーンサイズにしようかと思って。デザインも丁度ええのあったし、マットはテンピュールな」

「そっか。えぇんちゃう?じゃあそれ買って家電見に行こか」

「なぁ…何でシングルベッド見てたん?……同じベッドは嫌?謙也が嫌なんやったら、シングル2台でも…」

「なっ…そんなわけないやろ!嫌なわけあらへん!!俺かて一緒に寝たいと思ってるわ」

「……謙也……謙也もそんな風に思ってくれてたなんて嬉しい。ありがとう。なぁ、そしたら何でシングルベッド見てたん?理由なく見たりせぇへんやろ?」

「………いや、な。広いのもえぇねんけど、シングルやったら狭いし…ずっとひっついていられるなぁと思って…。
 や、やっぱり今のなし!!忘れろ!」

「……謙也、やっぱりクィーンサイズやめようか。で、一緒にシングルベッド探そう。シングルじゃなくてセミダブルでもえぇし。
 クィーンサイズ買ったって、ずっと抱き合って寝てるねんから一緒やろ。
 …目、覚めた時に謙也の顔が近くにあるってことが幸せやねん」

「…そんなん、俺もやっちゅーねん」

「謙也、顔真っ赤やで。可愛い」

「…見んな、バカ…」


20100705


狭いベッドで2人で寄り添って眠る蔵謙が書きたかっただけです…
うん、でも微妙に違うよね

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