にこいちっ！８




「ゴチソーサマー！あ、名前風呂入れよ、俺食器片しとくし」

「ほんと？ありがと、そーするー」

「よいしょっと、ふんふんふーん、だけどー心なんってー」

「お天気でかわるのっさー、っと」

「てめ！俺の歌とんなよ！さっさと風呂行け！」

「あーコワイコワイ」


「お、やっと出たか、ちゃんと髪乾かせよー」

「わかってるよリョータじゃあるまいし！んー、何かテレビいまいち…あ、マリカーしよーよリョータ！ファミコン！」

「あ？部屋とんに行くのめんどくせーよ」

「いーじゃんリョータの部屋でやれば！やろうよマリカー！」

「えーマジでやんの？どーせやんなら何か賭けよーぜ！」

「プリンでどうだ！」

「乗った！」


「ぎゃ！誰こんなとこにバナナの皮置いたのー！」

「わはは！やっぱり引っ掛かったなマヌケめ！うげ！てめー赤甲羅はナシだろ！あー！抜かされたー！」

「勝ちー！プリンゲットー！」

「くっそ、あ！こら！何見てんだ！」

「へっへっへ、アヤチャンの写真ー、アヤチャンほんと美人だよねー」

「だよなー！名前お前なかなか見る目あるじゃねーか！まあ美人じゃねーっつったらぶっ飛ばすけど」

「すう」

「寝るなよ名前！俺一人で喋ってバカみてーじゃねーか！」

「すう」

「ったく…睫毛なっげー、あ、じゃあ俺もか、ほんと目だけはそっくりだよなー俺ら」

「すう」

「…そっと、よこ、がお、いきつめてみる、あなたなしでは…」

「…ん、むー」

「は…なんてな、寝よ！おやすみ！」





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