にこいちっ!6
「おつかれっした!」
「っした!」
「名前、いつもありがと、助かるよ」
「ヤス!お疲れ様ー!」
「おーい名前ー!帰んぞー」
「ほーい、じゃあねヤス!」
「うん」
「おっせー、ヤスと何話してたんだよ名前」
「何もないよ、いつもありがとう、ってさ」
「ふーん、なあコンビニ寄って帰ろーぜ」
「ダメ!コンビニは高いからスーパー!」
「へーい、てかお前ほんとにヤスのこと好きなの?」
「冗談だってば、リョータこそ何でヤスに蜂蜜レモンあげるの邪魔したの?」
「あ?なんででもだよ、ダメっつったらダメなの」
「もしかしてヤキモチ焼いてんの?自分はアヤチャンアヤチャン言ってるクセに?」
「ちげーよ!誰がお前みてーな妹にヤキモチ焼くかキショクワリー!それにアヤチャンとヤスを一緒にすんな!ヤスはアレだ!蜂蜜レモン嫌いなんだよ!食べたら死んじまうくらい嫌いなんだ!だからあげちゃダメなの!わかったか!」
「だから冗談だって言ってるじゃん、ヤスの事好きとかそーゆうんじゃないし…あ、今日お野菜安い日じゃん、ラッキー」
「お前はそーかもしんねーけどヤスは違うかもしんねーだろ!」
「何訳わかんない事言ってんのリョータ…ねえ今日何食べるー?」
「あ?んー…肉!」
「生肉食べてろバカリョータ」
← →