にこいちっ!
「リョータ物理の教科書貸してー」
「あん?なんだ名前かよ、その辺にあんだろ」
「おお、あったあったー!…なに、またアヤチャンみつめてるの?」
「うおっ!イキナリ真横にくんじゃねーよ!ビックリするだろー!」
「リョータ、みつめてるだけじゃ恋は叶わないよ」
「うぐ…!てめ!兄貴にむかってナメた口たたいてんじゃねーよ!」
「ちょっと何勝手に兄貴名乗ってんの?アタシがお姉ちゃんだし!」
「ちげーよ俺だし!お前なんか俺がいなきゃ朝起きれねーくせに!」
「リョータだって毎日アタシにお弁当作ってもらってるじゃん!」
「もうプリン買ってやんねーぞ!」
「じゃあもうマッサージしてあげない!」
「ちょっとそこの双子!さっきからウルサイ、しかもハズカシイ」
「あ、アヤチャン…!」
「アヤチャン!ねえきーてよリョータが!」
「ウルセー名前!アヤチャンが迷惑してんだろ!」
「リョータのほうがうるさい!」
「…」
2秒後
彩子のハリセンが
炸裂する
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