アサハカなボクを笑ってくれ




「私が一歩踏み出して手を伸ばせば、今すぐにでも手が届くのにね」


そう言った名前さんは少し目を伏せ、切なそうな顔をした。小さくうずくまる名前さんはまるで小さな子供みたいだ。



「ねー花道ーテレビのリモコンとってー」

「こたつから出たらとれるかと…」

「寒いのー、とって?」

「はい!」

「ありがとー!はなちゃんだいすきー!」


上目遣いで甘える彼女は
無敵なのデス



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