「ゴールドは今日も可愛いなー!」
「ちょっと先輩!真顔でんなこと言うのやーめて下さいよ!」
「ははっ悪い悪い!」
「頭撫でないで下さいー!前髪が崩れるっつーの!」
「可愛い可愛い」
イチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャ以下略いやあ今日も暑苦しいカップルは腹立ちますねえとは思いませんけど場所と場所と時間と空気と空気と空気をわきまえてほしいとすっごい思った、すっごい思った、大事な事だから二回言った。何で僕この場に要るんだろう、呼び出しといてなんでこの人達イチャ着いてるんだろう、なんだろうもうこれあれかな、ハイドロポンプとかかましちゃって良い感じかな、良いんじゃないかな。「…おい」「えっ!あっ、はい、シルバーさんどうしました?」「ハイドロカノンしていいか」「グレートアップしてました」「は?」「いえ、こっちの話です」にこりと笑いながら僕は平常心を保とうと心を落ち着かせた、いやいや、まあ、あれだ、呼び出された用件だけ聞いてさっさと帰ればいいんだ、手が水が出る前に。「あの!レッドさん達は何で僕達を呼び出したんですか!」「え、あれ?」「おしゃれ小僧達に言わなかったか?俺達ダブルバトルの相手して欲しーんだよ」「ああなんだ…それなら」正々堂々としたバトルに託つけて、ボコボコにしてもいいのか。「…そうか、ダブルバトルか」隣に居たシルバーさんが少し弾んだ声でボールを取り出した、残念ですけどゴールドさん、今の僕達なら、ダブルバトルだろうがなんだろうが利害の一致で、負ける訳がしませんよ。
「よっしじゃあ!」「先輩!」「おう」レッドさんとゴールドさんが距離を縮めて片方の手を繋ぐ、そうして空いた片方の手でボールを握りこっちに向け、とても見てる側としては腹が立つ笑顔を向け、

▼ラブラブカップルのレッドとゴールドが現れた!

戦う逃げる道具ポケモンの選択肢が無かった、シルバーさんがハイドロカノンをアリゲイツに指示する前に僕は背を翻してその場から颯爽と逃げた。

ぼくはなにもしらない。
むしろ目の前がまっしろになればよかったのに。

0824:リア充爆発しろ今すぐこの瞬間秒速に一瞬で。
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