「…昔に見た、正義と悪の判別をコミカルなキャラクターで曖昧に見せ掛け、その実、しっかりと善悪に対し区別する心理的描写を幼い子供の脳内に根強く埋めて洗脳するようなアニメの話だ。皆には正義のヒーローと呼ばれ、ちやほやされ、頼もしく見えるが中は真っ黒なものがぎっしりと詰まっているその主人公は、脇役達が空腹を訴えたら自分の身を省みず、顔を抉り分け与えるような奴だった。顔を作り直してくれる産みの親達は笑顔で新しい顔を何度も何度も何度も作っては主人公の顔を変えていた、まずこの時点で疑問を抱くべきだったのだ、この世に無償の優しさは無いと言う事実に。言いか、よく聞けゴールド。お前は先ほど俺に腹が膨れたらむしろ動く気、やる気が出ないと確かに、言ったな？ならばこの正義のこしあんが詰まったパンのヒーローは脇役達に元気を与えている訳では無く、むしろやる気を奪っていると言う新事実にお前は」「ごめんな俺が全力で悪かったよシルバー、だからもうやめて」
0824:さっさと行動しろ。