ばかじゃねえのこのド変態が眼下から消え失せて今すぐ召されろ死ねあほんだら。ノンブレス、胸の内に溜まりに溜まった気持ち悪さと共に吐き出された悪態は残念ながら相手には一切通用しなかったようだ、殺意をふんだんに込めて含んで孕んで相手を睨み付ける金色の瞳が酷く滑稽だったことが印象的だった。哀れだと鼻で笑ったのか、愉快そうに手を叩いたのか、理解出来ないと首を傾げたのか、そのどれもが今のゴールドには憤りの対象にしかならないのでどれでも、むしろどうでもよかった。
「痛いのが好きとか馬鹿にしてんのか上等だ、表でやがれ、喧嘩なら買ってやるよ」
否定を返す、そんなわけでは無いと左右に首に降れば嘘吐けと一蹴。困ったように、何処か楽しそうに笑う目の前の相手に憤慨がさらに爆発、じゃあてめえは何がしてえんだよボケ!!などと、怒鳴られたもんだから引っ込めてた牙を向けて彼に噛み付いた。
何がしたいかだなんて決まっているだろう?






















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(歪んでてごめんね。)