11/09/27 11:17 ▽先輩が好きすぎちゃったゴールド。/リハビリ --- 先輩を傷付ける全ての存在を俺が壊して刻んで噛み砕いて、食してやりたい。先輩の痛みを分かち合うのも先輩を痛め付けるのも、先輩に適度な痛覚を与えるのも俺で、俺一人でありたいとひたすらに、願った。 好きだから執着が浮上する、依存の自覚、独占への移行、毒性へと行こう、終着はお互いの呼吸を伴おうか、それがいい、きっとそれがいい。出来たならそれがいい、な。 好きの感情は重い。 好きだから大事にしてやりたいと、大事にするは違う、前者は単なる願望であり後者は実行上の話、俺は多分どちらでも無いのだろうな。 好きだから、あんたの痛みも愛してやりたいの。わからなくていいから、別に。だけど俺の感情だけは否定しないように。ここ大事ね、だって他人の思考は自由勝手だろ? だから俺の恋慕も否定させない。 せんぱい。 あんたの笑顔が好きだから辛いわ。どんだけかっていうとさ、俺と付き合い初めてから、先輩が俺の未来のために自分を無理矢理殺そうとしてるあたりとか、誰も彼も俺も望んでねーのに、さ。 優しすぎるのは罪って誰が言ったんだろうな。 なあ、あんたが俺の未来を守ろうとするなら、俺は今の現在をなんとしても守るよ、これも俺の勝手ね、そこんとこよろしく。 だからいま。とりあえず俺に出来ることは。 「先輩を傷付ける要因を、」 鏡に向かって握り締めたキューを振り翳す、未来ならこの手で奪うから、要らない。透明とは名乗れない硝子は泣きそうな笑いそうな悔しそうな辛そうな俺の顔を反射する、あーあ、ばかだ。 ばかだよ、おまえ。 先輩が笑えない現在なんて要らない、何処にも此処にも必要無い。 だから壊す。 0926 最愛的な消去。 |